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LGBTQの課題と取り組む、虹色ダイバーシティとは

財経新聞 / 2024年7月6日 10時25分

 6月27日付けで、認定NPO法人虹色ダイバーシティの広報担当者から、『クラファン最後のお願いと活動報告会開催のご案内』と題するリリースが届いた。

 虹色ダイバーシティは「LGBTQなど性的マイノリティとその家族、アライ(理解し支援する存在)の尊厳と権利を守り誰ひとり取り残されない社会の実現を目指す」趣旨の活動を展開している。

 今回は、中高生向けの教育プログラムを作成し「教育旅行」などを通じ全国の中高生に届ける。「LGBTQやジェンダー平等などSDGsなどの社会課題を学習し、マイノリティの目線から社会を見ることで気づくことが沢山あることを知らせたい」という課題に基づいたものだという。それを実践するための資金をクラウドファンディングで・・・という次第。

 そしてリリースが届いた時点では「目標金額250万円に対し263万3500円」が、222人の支援者から集まっていた。「募集終了まで残り1日」―最後のお願いというメッセージだった。

 私は性的マイノリティという立ち位置にはない。が虹色ダイバーシティの存在を知ったのは6-7年前だった。確か、2016年に「日経ソーシャルイニシアティブ大賞/新人賞」を受賞したと知った時だったと思う。日経は2012年から「社会貢献度の高い団体・企業」向けに、同賞を設けている。

 興味を持ち、調べた。失礼な言い方になるかもしれないが、「これは本物だ。物書きとしてウオッチする価値がある」と直感したのは、京都大学総合人間学部卒の代表(理事長):村木真紀さんのこんな話に触れた結果だった。以下、虹色ダイバーシティのホームページから一部引用する

 『職場とLGBTQというテーマで活動を始めたのは、私自身がレスビアンであり、転職を繰り返し、職場での居心地の悪さを抱えていたから。2012年に海外の情報をインターネットで見て、企業に働きかける法があると気づいた。席を置いていたコンサルタントの経験を活かすことも出来ると思い活動に踏み切った。』

 『2020年時点でLGBTQ施策に取り組む職場は大手企業の4割になった。しかし当初の課題が解決しているかといえば、まだまだ。LGBTQの生きいとりにくさの要因になっている、大本のところを変えたいと思っている。自分は他の人と違う、と気づいた時に、絶望ではなく希望を感じられる社会を次世代に残したい』

 一人一人の個に対する「尊厳」が守られる社会が礎だと思うが、如何に・・・

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