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インバウンド外国人対策が必要

財経新聞 / 2024年7月23日 16時34分

韓国語で表示される日本の電車の案内 ©sawahajime

 新型コロナ禍が一段落し、さらに円安が進んだ結果、外国人がどっと日本に押し寄せている。

 オーバーツーリズムで、京都などは普段の足であるバスに、地元住民が乗れないといった事態が発生、既に一般市民の生活にまで悪影響が出ている。

 ただ一部ではあるが、他人の土地に無断に入り込んだり、路上にゴミを捨てたり、写真を撮る為に車道に飛び出したり、畑を踏み荒らしたりと、「外国人観光客」の目に余る迷惑行為もある。

 例えばゴミのポイ捨てに対しては、シンガポールの様に小さな違反でも高額な罰金を科して、常識の無い外国人観光客対策をする必要があるのでは無いか。

●外国の運転免許は低レベル

 日本の運転免許は、世界的に見ると難しい。

 しかし、簡単な路上テストだけで取得した免許を持って来日した外国人観光客は、安易にレンレンタカーを利用する。

 普段とは逆の通行区分である日本の道路を走るだけでも難しいのに、一時停止の道路標識の意味が判らない様な人たちを、どうすれば良いのか?

 筆者も、日本と同じ左側通行のオーストラリアでは割合気楽に運転出来るが、アメリカに出張したりすると、運転する際には絶えず「キープライト・キープライト」と唱えながら運転していた。

 それでも幹線から枝道に曲がった場合等で、気を抜いていると反対側を走りそうになる。

 普段馴染んだ通行区分は、何かの拍子で無意識に出て来るものなのだ。

●お遊びのカートは禁止すべき

 加えて「マリオカート」みたいな、邪魔者以外の何者でも無い遊具まで提供する業者がいる。

 大体、遊園地の遊具レベルの代物で、公道を走ること自体が迷惑この上ない。

 交差点で信号待ちの際に、写真を撮ったりしているが、運転中にスマホやカメラを操作出来るだけの余裕があろう筈は無い。

 「レンタカー」は移動手段であるから仕方無いが、「マリオカート」の如き「遊具」で、公道を走らせるべきでは断じて無い。

●外国語表記は英語だけで十分では

 大阪の地下鉄は、日本語の表示と英語の表示以外に、中国語と韓国語が表示される。

 中国語の、本来文字自体に意味がある「漢字」を極端に省略した「簡略体」の文字を見ると、何だか馬鹿にされた様な感覚を覚える。

 習近平の「習」を「羽」に略し、その「羽」を半分にして表記する様な国だから、他国の由緒ある名称を無暗に略しても平気なのだろう。

 ハングル表記に至っては、〇□×|の組み合わせで、文字に意味が無いから、「放火」と「防火」が同じ表記だとか聞いたことがある。

 文盲が多かった人民に、文字を普及させようと「全部平仮名(ぜんぶひらがな)」にした様な物だろう。    本来は、外国を訪問するなら、その国の言葉を理解して来るのが理想だ。

 しかし、日本語は難しくて現実的では無いので、せめて万国共通語と言っても過言で無い「英語」くらいは理解している者だけ来日すれば良いとも思う。

●公共マナーや禁止事項だけは現地言語も必要

 日本に観光に来るなら、日本語を理解するか英語が理解出来るレベルであるべきだから、電車等での案内は、この2か国語だけで十分だと、筆者は考える。

 ついウトウトしていて、下車駅を確認する様な場面で、写真の様な表示が出ていたら、迷惑この上ない。

 しかし、日本のルールを理解出来ないレベルの国からの観光客には、「芝生に入るな」とか「物を食べながら店内に入るな」、「ゴミを捨てるな」、「小便するな」といった警告文は、その国の人間が判る様に、現地の言語で表記すれば良い。

●迷惑な外国人観光客

 富士山とコンビニの写真が、インスタ映えするからと、外国人観光客が押し寄せて「目隠しネット」を設置する破目になった。

 その目隠しに孔をあけて、写真を撮る者もいる。また、立ち入り禁止の中央分離帯に入り込んで写真を撮る観光客がいる。

 シンガポールではガムの持ち込み自体が禁止されており、タバコのポイ捨てにも高額な罰金が科される。

 ガムを路上に吐き捨てれば、高額な罰金を科される国が現にあるのだから、「海外からのお客様」なんて考えずに、一般常識から逸脱した行為をした外国人には、ルールの運用を厳しくする方が、結果的には健全な観光立国が達成出来る筈である。

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