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バフェット氏の円建て社債発行で、さらなる日本株投資への期待か!?

財経新聞 / 2024年10月17日 16時30分

(c) 123rf

●バフェット氏が円建て社債を発行

 ロイター通信によると、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ社が円建て社債7本を発行し、19億ドル(2818億円)を調達したという。

 円建て債の発行は4月以来今年2回目となり、通算で9回目となる。

 バフェット氏は日本の5大商社株へ積極的に投資しており、これまでも商社株投資の円債発行で賄ってきたと見られ、今後も日本株投資への期待がかかる。

●最近のバフェット氏の動き

 バフェット氏は、8月に保有していたアップル株のほぼ半分を売却し、現金保有高は過去最高の2769億ドル(約40兆5700億円)まで膨れ上がった。

 BofA(バンクオブアメリカ)株も12営業日連続で売却したことも判明している。

 バフェット氏は以前から、アップル株は永遠に保有したいと話していただけに、市場に衝撃を与えたが、単なる利益確定売りと税金対策という見方もある。

 5月には経営不振にあえぐパラマウント・グローバル株を全売却し、かなりの損害を被ったことを発表し、自らの失敗を認めている。

●注目される日本株!

 日本の商社株にさらなる投資への期待も高まるが、すでに保有比率は平均8.5%を超えており、上限保有比率である9.9%まで買い増しする可能性もある。バフェット氏が円建て社債を発表してから、日本の商社株は3%超上昇した株もあり、期待は大きい。

 しかし上限が見えてきている商社よりも、同じように割安な銀行や保険会社などの金融株が買われるのではという期待もある。しかし、BofAを売却した整合性を考えれば、どうなるか分からない。

 8月に急落した日経平均も米国株の好調さにも引っ張られ、10月15日には約3カ月ぶりに一時4万円台を回復するなど、ようやく底を脱した感がある。

 だが、中東情勢の悪化、米国大統領選挙などリスク要因も多く、楽観視は出来ない。

 それでも、バフェット氏も日銀の利上げも当分はなく円安傾向が続き、商社株を始め株高傾向が続くという手応えを感じているのかもしれない。

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