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高輪ゲートウェイシティ、2025年3月27日街開き 都内最大級の新街区誕生へ

財経新聞 / 2024年10月31日 10時15分

ツインタワー「THE LINKPILLAR 1」のイメージ(JR東日本発表資料より)

 JR東日本は、品川車両基地(東京都港区)跡地を再開発した新街区「TAKANAWA GATEWAY CITY」(高輪ゲートウェイシティ、港区港南など)を、2025年3月27日に街開きすると決めた。高輪ゲートウェイ駅正面の商業施設やオフィスが入る2棟が先行開業するが、全街区がそろえば都内最大級の新街区誕生となる。

 高輪ゲートウェイシティは、高輪ゲートウェイ駅西側の約9.5ヘクタール。南北約1.6キロに複合棟I、複合棟II、文化創造棟、住宅棟の4街区と5つの建築物が整備され、総延べ床面積約84万5,000平方メートルに及ぶ。このうち、ノース、サウスのツインタワーで構成する複合棟Iが先行開業する。これに合わせ、高輪ゲートウェイ駅は南改札を新設する。

 複合棟Iの「ザ・リンクピラー1」には、携帯電話大手のKDDIや食品大手のマルハニチロが本社機能を移すほか、都心最大級となるコンベンション施設「高輪ゲートウェイコンベンションセンター」、新観光拠点の「高輪ゲートウェイトラベルサービスセンター」が誕生する。さらに、米ホテル大手のマリオット・ホテル&リゾートの「JWマリオット・ホテル東京」が2025年秋の開業を予定している。

 複合棟I以外の3街区は2026年春に開業し、グランドオープンを迎える。国際水準の住環境を備えるハイグレード賃貸住宅、約200店が入居する総延べ床面積約6万平方メートルの商業施設などもオープンする。

 近隣の品川駅(港区)では、2034年以降にリニア中央新幹線の品川-名古屋間が開業を目指しているほか、東京メトロが南北線を品川駅まで延伸する計画を持つ。羽田空港(大田区)との交通の便が良いこともあり、JR東日本は高輪ゲートウェイシティを国際都市東京の玄関口に育てる考え。

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