セブン&アイが出店断念した府中の米軍基地跡、三井不動産が大型商業施設整備へ
財経新聞 / 2024年11月2日 10時33分
三井不動産とSMFLみらいパートナーズは、東京都府中市の米軍調布基地跡地(府中市朝日町)に大型商業施設を建設する計画を明らかにした。セブン&アイグループが大型ショッピングセンターの「アリオ」を計画していた場所で、セブン&アイグループのイトーヨーカ堂の経営悪化により整備が先送りになっていた。
三井不動産などが進めるのは「(仮称)府中市朝日町商業施設計画」。敷地は西武多摩川線の多摩駅から徒歩2分、北側に東八道路、南側に甲州街道が通る約4万平方メートル。施設のブランド名や概要は明らかにされていないが、延べ床面積12万平方メートル程度の大型商業施設を2027年秋着工、2029年春開業の予定で整備する。
三井不動産は土地受益権売買契約を終え、これから着工に向けた準備に入る。施設の完成後にSMFLみらいパートナーズが一部を取得し、2社共同で施設の保有、運営を進める計画。物販や各種サービス、飲食の店舗だけでなく、エンターテイメント機能を備えた施設にする方向で検討している。
調布基地跡地は1973年に返還され、都営の調布飛行場のほか、サッカー場などスポーツ施設として活用されている。財務省が2015年に実施した競争入札で今回の商業施設予定地となる跡地の一部をセブン&アイグループが落札し、総合スーパーのイトーヨーカドーを核としたアリオ出店を計画した。
予定地周辺は調布飛行場やスポーツ施設に加え、東京外国語大学のキャンパスや国立天文台があるものの、近隣に大型商業施設がなかった。このため、周辺住民から待望の声が上がっていたが、その直後にイトーヨーカ堂の経営危機が表面化し、建設工事の先送りが続いていた。
この記事に関連するニュース
-
SMFLみらいパートナーズによる「(仮称)府中市朝日町商業施設計画」への事業参画について
PR TIMES / 2024年11月1日 19時40分
-
「(仮称)府中市朝日町商業施設計画」について開発準備に着手
PR TIMES / 2024年10月31日 16時45分
-
ららぽーと安城、2025年4月開業へ 西友やコロナワールドなど約210店が出店
財経新聞 / 2024年10月23日 9時33分
-
SMFLみらいパートナーズが「星のやヒュッテ ニセコ(仮称)」開発に参画、着工
PR TIMES / 2024年10月19日 21時40分
-
「Value up NISEKO 2030」プロジェクト第4弾「星のやヒュッテ ニセコ(仮称)」開発に参画、新築着工
PR TIMES / 2024年10月15日 14時45分
ランキング
-
1公取委の異例対応で際立つ損保大手の悪しき体質 いまだにくすぶる500超のカルテル疑義事案
東洋経済オンライン / 2024年11月2日 7時30分
-
2ハローワークが船井電機から解雇された従業員約550人に再就職支援「管内の主要企業の1つなので影響は少なくない」 個別相談や求人情報誌作成など対応
MBSニュース / 2024年10月29日 17時45分
-
3キリンの「クラフトビール」が苦戦、10年目の大反省 大量の広告投資から転換、事業部立ち上げ再起
東洋経済オンライン / 2024年11月2日 7時40分
-
4山手線の「最閑散駅」ついに大変貌へ! 南北になが~い“都心最大級の街”が来年に出現
乗りものニュース / 2024年11月2日 10時42分
-
5センスがいい人は自然とやっている…「エレベーター内の気まずい空気」をサラッと変える魔法の"声かけ"
プレジデントオンライン / 2024年11月2日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください