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JR関内駅前の旧横浜市庁舎跡再開発、街区名が「ベースゲート横浜関内」に

財経新聞 / 2024年11月15日 9時50分

街区の完成イメージ(三井不動産の発表資料より)

 三井不動産など8社が横浜市のJR関内駅前で進めている旧横浜市庁舎再開発の街区名が、「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」(中区港町)と決まった。旧横浜市庁舎のうち、8階建ての行政棟を保存活用したうえ、33階建てのタワー棟などを新設。商業施設、ホテル、オフィス、新産業創造拠点などを入れる計画で、2025年12月に完成し、2026年春にグランドオープンを予定している。

 ベースゲートは拠点や起点、野球の塁を意味する「BASE」と玄関口の意味を持つ「GATE」を組み合わせた造語。関内が横浜開港の地で、西洋文化の入口になってきたことから、再び横浜各地の魅力をつなぐ拠点となり、新たな出会いや感動の入口となる願いを込めた。

 事業には、三井不動産の他、鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、星野リゾートが参画し、2022年7月から工事に入っている。約1万7,000平方メートルの敷地に6棟を整備し、総延べ床面積が約12万9,000平方メートルに及ぶ。

 6棟の施設は、オフィスや大学、新産業創造拠点、遊びながら学べるエデュテインメント施設、商業施設が入る「タワー」棟が核となる。他に、星野リゾートのホテルと商業施設の「ザ・レガシー」(旧横浜市庁舎行政棟)、ライブビューイング施設と商業施設の「ザ・ライブ」、商業施設の「グリーンウォークテラス」と「スタジアムサイドテラス」、観光案内所の「ビジターフロント」となる。

 関内駅前に面したセントラルプラザは駅前広場として活用し、さまざまなイベント会場になる。関内駅から山下公園、象の鼻パークなど横浜港周辺の観光地を結ぶ役割もあり、近くにある横浜スタジアムや横浜公園とは、横浜市が施設の完成に合わせてデッキを整備する。

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