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JRさいたま新都心駅東口の複合施設、名称が「エキスムさいたま新都心」に

財経新聞 / 2024年11月20日 9時38分

エキスムさいたま新都心の完成イメージ(ジェイアール東日本都市開発発表資料より)

 JR東日本グループのジェイアール東日本都市開発は、さいたま市のJRさいたま新都心駅東口で整備中の複合施設名称を、「ekism(エキスム)さいたま新都心」(大宮区吉敷町)と決めた。商業区画には、高品質スーパーや飲食店が出店予定で、2025年夏の開業を目指している。

 エキスムさいたま新都心は、さいたま新都心駅に隣接する約940平方メートルの敷地に、2023年から建設している鉄筋コンクリート10階建て延べ約5,700平方メートル。1~4階が商業施設、5階が埼玉県初のイノベーション創出拠点、6~10階が賃貸住宅となる。「エキスム」ブランドの施設は東京都国立市の「エキスム国立」に次ぐ2例目。3階からデッキで駅コンコースに接続する。

 商業施設は高品質スーパーや飲食店で駅の利用者だけでなく、近隣住民も集めて駅前の利便性向上やにぎわい創出を目指す。イノベーション創出拠点は埼玉県出身で、新1万円札の肖像となった実業家の渋沢栄一にちなみ、「渋沢MIX」と命名された。オープンイノベーションの創出やスタートアップ企業の支援を進め、埼玉発の新産業創出を狙っている。

 賃貸住宅は単身者や子どもがいない共働き夫婦向けの1K、1LDKが30戸、ファミリー向けの1LDK、2LDKが20戸の計50戸。JR上野東京ライン、京浜東北線の2路線を利用できる利便性をセールスポイントに入居者を募る。

 さいたま新都心は、旧国鉄大宮操車場や片倉工業の工場跡地を再開発している場所で、政府の出先機関を集約した合同庁舎やさいたまスーパーアリーナ、大型商業施設の「コクーンシティ」などが立地している。

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