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横浜の西友鶴見店、ドンキが出店へ 12月13日にオープン

財経新聞 / 2024年11月28日 12時10分

ドン・キホーテ鶴見西口店の外観イメージ(PPIH発表資料より)

 ディスカウントストア最大手のドン・キホーテが、横浜市の総合スーパー・西友鶴見店(鶴見区豊岡町)に、12月13日に出店する。約2,000平方メートルの売り場面積で施設の2~4階に入居し、JR鶴見駅前のランドマークを目指す。

 出店する店舗は「ドン・キホーテ鶴見西口店」。食品から日用品、化粧品、家電製品、衣料品まで幅広い商品をそろえ、駅前立地の特性を生かして通勤通学客の利便性向上につなげることを目標としている。駐車場は離れた場所に約120台分を用意する。

 半径2キロ圏内には、ロードサイド型店舗の「MEGAドン・キホーテ鶴見中央店」(鶴見区鶴見中央)があるが、ドン・キホーテは両店舗のすみ分けを図り、グループ全体で鶴見区の幅広い需要を満たすとしている。

 西友鶴見西口店は、JR鶴見駅西口のショッピングセンター「フーガ1」の核店舗として出店しているが、衣料品フロアなどがあった3~5階の営業を終了するなど、店内の大規模なリニューアルをしている。5階には家電製品の「ノジマ」、100円ショップの「セリア」が出店したが、2~4階にドン・キホーテを誘致した。

 ドン・キホーテは総合スーパーや百貨店が冬の時代を迎え、淘汰される企業が相次ぐ中、破たんしかけた総合スーパーや百貨店を買い取ったり、出店したりして再生させることで成長してきた。破たんした総合スーパーの長崎屋を会社ごと買収し、再生させたほか、仙台市、東京都大田区、和歌山市などでは百貨店跡の駅前に立地し、駅前活性化に貢献している。

 西友は総合スーパーから食品スーパーへの転換を図ろうとしているが、売り場の後継に抜群の集客力と実績を持つドン・キホーテを迎え、施設全体の競争力を高めようとしたとみられる。

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