高島屋堺店、2026年1月で閉店 入居の駅ビルは南海電鉄がリニューアルへ
財経新聞 / 2024年12月4日 15時46分
堺市の南海電鉄高野線・堺東駅直結の駅ビル「堺東駅ビル」(堺区三国カ丘)に、核テナントとして入居している高島屋堺店が、2026年1月7日で閉店することになった。2021年2月期に営業赤字に転落して以来、黒字化のめどが立たないためで、核テナントを失う南海電鉄は駅ビルをショッピングセンター「HiViE(ヒビエ)堺東」にリニューアルする。
堺東駅ビルは、地下2階、地上9階建て延べ約8万7,000平方メートル。南館が1964年、東館が1976年、北館と駐車場棟が1984年に整備され、それぞれ耐震補強を済ませている。高島屋堺店は1964年の駅ビル開業とともに核テナントとして入居し、現在は直営約1万6,000平方メートル、専門店約9,400平方メートルの計約2万5,400平方メートルで営業している。
2024年2月期の売上高は、百貨店直営部分だけで103億3,700万円あるが、ピークだった1992年2月期の301億円からは約3分の1に落ち込んでいる。コロナ禍で営業赤字に転落したあと、黒字化のめどが立たない状況で、建物賃貸借契約の満了に合わせ、閉店することを決めた。
人口約82万人の政令指定都市である堺市は、若い世代が大阪市中心部や北摂地方に流出し、深刻な人口減少に陥っている。堺東駅周辺は堺市役所もある市の中心部で、駅ビルが周囲の商店街とともに地域商業を支えてきだが、堺東駅から15分ほどの乗車で大阪ミナミの繁華街へ出ることができ、買い物客の流出を止められなかった。
南海電鉄は商業拠点を維持するため、建物をリニューアルしてショッピングセンターとする方針。時期や高島屋の後継店舗は未定だが、高島屋以外のテナントは引き続き営業するとしている。ヒビエの名称は「日々ええことに直結するショッピングセンターにする」という思いを込めた。
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