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オーケー、2025年から関西へ本格進出 1月23日に西宮北口店オープンヘ

財経新聞 / 2024年12月23日 15時55分

オーケーの店舗イメージ(オーケー発表資料より)

 横浜市に本社を置くディスカウントスーパーのオーケーが、2025年以降、関西へ本格進出する。1月23日に兵庫県西宮市で西宮北口店をオープンするのをはじめ、兵庫県内で計5店を開設。2026年は大阪府で計7店を開業する予定で、迎え撃つ関西のスーパーにとって黒船の来航となりそうだ。

 オーケー西宮北口店は阪急西宮北口駅から徒歩7分の西宮市芦原町に開設される。10階建て分譲マンションの1階部分を占め、売り場面積が約900平方メートル。26台分の駐車場を用意する。

 夏には兵庫県尼崎市に南武庫之荘店、秋には兵庫県伊丹市に北伊丹店、冬には神戸市に垂水小束山店など2店が登場する。さらに、2026年は大阪府内で7店のオープンを予定している。

 11月に大阪府東大阪市に高井田店を開店し、関西進出を果たしたばかりだが、一気に出店ラッシュをかける格好だ。

 オーケーは酒卸問屋岡永商店(現岡永)の小売部門として、1958年に東京都板橋区で創業し、1967年に独立した。現在は首都圏の1都3県に156店を展開し、品質の良さと低価格で人気を集めている。

 関西進出は2021年、関西スーパーマーケット(現関西フードマーケット)買収で進める方針を明らかにしたが、関西スーパーマーケットがエイチ・ツー・オーリテイリングと経営統合することになり、いったん断念した。その後、他社と提携せずに自社で店舗展開する形で関西進出の方向を打ち出し、関西1号店を東大阪市に開設した。

 関西の食品スーパー業界は、関西フードマーケットやライフ、平和堂、神戸物産、万代、オークワなどが販売競争を繰り広げている。ひと足早く関西で店舗展開を始め、計21店を開設しているロピアに続き、関東の有力スーパー・オーケーが本格的に店舗展開することで販売競争のさらなる激化が予想される。

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