兵庫の三田駅前Cブロック地区再開発、街区の愛称を募集
財経新聞 / 2025年1月8日 10時10分
兵庫県三田市のJR・神戸電鉄三田駅南側で進められている、三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業で、施行者の再開発組合が新街区(三田市駅前町)の愛称募集を始めた。20階建ての住宅棟と5階建ての商業棟などを整備中で、三田駅前の新しい顔として親しまれる名前を募っている。
募集期間は1月15日まで。プロ・アマ、国籍、年齢を問わずに再開発組合ホームページから応募できる。審査結果の発表は2月下旬。最優秀賞1案には5万円分の金券と5万円相当の三田市特産品、優秀賞3案には5,000円相当の金券と5,000円相当の三田市特産品が贈られる。
三田駅前Cブロック地区市街地再開発は、三田駅南側の約1.9ヘクタールが対象。鉄筋コンクリート20階建てで、約540戸が入居できる住宅棟と、鉄骨5階建ての商業棟、駐車場棟などを整備する。総延べ床面積は約7万1,000平方メートル。商業施設やオフィス、公益施設も入居する予定で、三田駅にデッキで接続する。
地元の地権者に加え、阪急阪神不動産・旭化成レジデンスの共同企業体が組合員として参加し、2024年9月から工事に入っている。住宅棟と商業棟は2027年1月、その他は2027年7月に完成する予定。
三田市は大阪市や神戸市のベッドタウンとして発展し、三田駅前が市の玄関口として長く中心市街地の役割を果たしてきた。三田市は駅前約5ヘクタールを都市拠点区域に位置づけ、2000年代から本格的な再開発を進めている。
既にA、B、Dの3地区が完成、複合商業施設の「キッピーモール」、マンション、商業施設、高齢者支援施設などで構成する「三田駅前ハートシティ」、ホテルと商業施設の「レバンテ三田」が登場した。
三田駅前Cブロック地区は、駅前再開発最後のピース。新たな住民を呼び込み、駅前のにぎわいをさらに増すことが期待されている。
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