渋谷の宮益坂再開発、区がホテル・多目的ホールなど事業計画案の縦覧手続き開始
財経新聞 / 2025年1月10日 9時32分
東京都渋谷区は、宮益坂地区第一種市街地再開発準備組合から本組合移行の申請を受け、事業計画書の縦覧手続きを始めた。施行地区(渋谷区渋谷)に3棟の再開発ビルを整備し、ホテルやオフィス、多目的ホール、商業施設などを入れる計画で、準備組合は2027年着工、2031年完成を目指している。
縦覧場所は、渋谷区役所本庁舎の都市計画課と区のホームページ。期間は20日までで、計画地の権利者や参加組合員は縦覧期間の終了後、2週間が経過するまでの間、小池百合子都知事に意見書を提出することができる。
施行地区は、JR渋谷駅から青山通りまでの間にある約1.4ヘクタール。A、B、Cの3街区に分け、渋谷を訪れるビジネス、観光、買い物など多様な訪問者のニーズを満たす施設を整備する。再開発が急ペースで進んだ渋谷駅中心地域と周辺地域との交通結節点の役割を担い、歩いて楽しめる街の形成に貢献する狙いもある。
宮益坂北側のA街区約7,900平方メートルには、鉄骨一部鉄筋コンクリート地下3階、地上33階建て延べ約19万2,000平方メートル、高さ約180メートルの複合施設を建設する。低層階に多目的ホールと商業施設、中層階にオフィス、高層階に国際水準のホテル誘致を計画している。
南側のB街区約2,200平方メートルには、鉄骨一部鉄筋コンクリート地下2階、地上7階建て延べ約8,500平方メートルの商業施設を整備する。A街区東の約760平方メートルには、宮益御嶽神社を鉄筋コンクリート一部鉄骨地下1階、地上2階建て延べ約750平方メートルで建て替え、A街区3階広場と一体化する。
準備組合には、東急とヒューリックが事業協力者として参加しており、東京都から2023年、事業計画の都市計画決定を受けている。
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