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鎌倉新書の清水CEOが柳井氏・似鳥氏の自著に学んだ、成長の共通項

財経新聞 / 2025年1月26日 16時5分

 柳井正氏(ファーストリテイリングCEO)、似鳥昭雄氏(ニトリCEO)に焦点を当てた評論書籍が目立つ。独自の経営で「成長」の二文字を実現したのが、背景であろう。

 そうした中、現役の経営者が両氏の自著を読み込み「奇跡的な成長を遂げた共通点に辿り着いた」としている。それも自社のホームページで、だ。注目すべき経営者の成長の何故を、自著から解きほぐしホームページで発信というケースは極めて稀だ。

 発信者は、鎌倉新書のCEO:清水祐孝会長。二代目として供養業界向けビジネス書籍を発行していた同社を、葬儀関連のポータルサイトを運営する企業に止揚した御仁である。昨年9月1日付けの鎌倉新書コーポレートサイト『会長コラム“展望”』で、「ユニクロとニトリの共通点」を投稿している。それによると・・・

 清水氏は昨春、出張先で立ち寄った書店で平積みされていた『ユニクロ』(杉本貴司氏著、日経BP刊)を手にした。読んだ。が「ビジネス書としては洞察が足りないのか、不完全燃焼に終わってしまった。・・・そんなことがきっかけで、やっぱりご本人の著書をいま一度自分で読んでみようなんて気になり、書棚からゴソゴソと過去に執筆された本を引っ張りだしてきた」。

 「一勝九敗」「成功は一日で捨て去れ」(新潮文庫)、「経営者になるためのノート」(PHP研究所)。・・・「なるほどなるほどなんてと読み進めていくうちに。ふとあることに気が付いた。なんか、ニトリさんも似たようなことを言っていたなあ、という気がしたのだ。今度はニトリの似鳥氏の著書を引っ張りだしてきた」。

 「ニトリ成功の五原則」(朝日新聞出版)「リーダーが育つ55の智慧」(KADOKAWA)「ニトリの働き方」(大和書房)。読み返した・・・。「アパレルと家具で分野は違えども、どちらも強烈な個性を放つオーナー創業者が経営することや、数十年で奇跡的な成長を遂げたわが国を代表する企業にのし上がってきたことなど、共通点が多い。

 そしてここからが重要なことなのだが、2社が奇跡的な成長を遂げた理由もこれまた共通なのだと、自分なりに整理ができた。・・・重要な共通点は、大きくは次の3つだ。(1)社会に対する貢献の思い、使命感(2)非常識、とても不可能だと思ってしまうような具体的目標(3)さまざまな成長フェーズにおける優秀な人材の、入ったり出たり・・・」。

 清水氏の『会長コラム“展望”』では(1)から(3)がより具体的に記されている。そして最後は、こう結ばれている。

 「今回指摘した3つのポイントを持った、あるいは強烈にそのことを認識している人を見つけ出すことは極めて困難だ。この学びをもって私も、同じ考えや行動を追随しようと考えた次第。わくわくだ」

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