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百貨店とSCの12月売上、前年上回る 年末商戦が好調

財経新聞 / 2025年1月28日 10時3分

(c) 123rf

 日本百貨店協会と日本ショッピングセンター協会が2024年12月度の売上高を発表。クリスマスセールや年末商戦が好調だったことに加えて、気温の低下により冬物商品が動いたことで、どちらも好調を維持していることが分かった。

■百貨店は2カ月連続で前年上回る、年間売上も好調

 24日、日本百貨店協会が2024年12月度の全国百貨店売上高概況を発表した。売上高は前年同月比(店舗数調整後)2.8%増の6,616億1,054万円となり、2カ月連続で前年同月を上回った。

 インバウンド需要や宝飾品等の高額商品は引き続き好調だったことに加えて、冬物の衣料品が気温の低下にともなって伸びた。さらに年末商戦も好調に推移し、クリスマスケーキやお節料理などの季節食品も好調だったという。

 また2024年の年間売上高は、前年比6.8%増の5兆7,722億円となり、新型コロナ前の2019年比でも3.6%増とコロナ前を上回る形となった。

■地域別では京都、大阪など近畿圏が好調

 大都市では10都市中9都市で前年同月を上回った。その中では札幌(前年同月比:8.7%増、以下同じ)、京都(7.4%増)、大阪(8.3%増)でプラス幅が大きめ。反対に仙台(1.6%減)のみが前年同月を下回った。

 都市以外の地区別では、7地区中6地区で前年同月を下回った。その中では中部(4.3%減)と四国(4.3%減)でマイナス幅が大きめ。反対に近畿(3.6%増)のみ前年同月を上回っている。

 商品別で好調だった分野は紳士服・洋品(5.3%増)、婦人服・洋品(6.6%増)、化粧品(10.9%増)、美術・宝飾・貴金属(9.5%増)、家電(39.6%増)など。反対に不振だった商品は、その他雑貨(7.5%減)、生鮮食品(3.4%減)、その他食料品(4.4%減)などだった。

■ショッピングセンターは前年同月比プラス続く

 27日、日本ショッピングセンター協会が2024年12月度SC販売統計調査報告を発表した。売上高は前年同月比5.3%増の7,970億8,167万円でとなり、34カ月連続で前年同月を上回った。

 気温が低下したことで、アウターなどの防寒衣料を中心にファッション関連が動いた。食品ではクリスマスが平日だったことから自宅で楽しめるオードブルやケーキが好調。年始に備えてのまとめ買いも多かった。クリスマスの外食は低調だったが、忘年会需要は好調だった。

■地域別は2カ月連続で全て前年上回る

 売上のうち、テナントは前年同月比5.6%増の6,012億4,703万円と、全体同様に34カ月連続で前年同月を上回った。キーテナントは同4.6%増の1,958億3,463万円でとなり、2カ月連続で前年同月を上回った。

 11月同様に大都市とその他の地区は全て前年同月を上回っている。大都市の中では東京区部(前年同月比:8.7%増、以下同じ)、京都市(12.0%増)、大阪市(10.2%増)、福岡市(10.5%増)でプラス幅が大きめ。その他の地域の中では中部(7.7%増)、北陸(4.6%増)、九州・沖縄(6.6%増)でプラス幅が大きめだった。

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