タカタ「1週間で株価10倍」 上場廃止なのにどうして?

ZUU online / 2017年7月17日 16時20分

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タカタ「1週間で株価10倍」 上場廃止なのにどうして?(写真=Thinkstock/Getty Images) ((ZUU online))

エアバッグの破裂問題による経営悪化で民事再生法を申請したタカタ <7312> の株価がマネーゲームの様相を呈している。7月7日の安値15円から14日高値は153円。実に1週間で10倍。テンバガーを達成してしまった。タカタ株の値動きに迫ろう。

■理解しがたいタカタ株の動き

タカタ株は、6月15日に日本経済新聞が民事再生法申請とスクープを報じた。15日引けの株価は484円だった。東証は事実確認のため、翌16日の売買を停止した。取引が再開された19日以降は、3日連続のストップ安比例配分となり、4日目の22日に110円にて売り買い完全合致で商いが成立した。民事再生法申請のニュース以降77%の下げだった。

翌23日には、一旦売り方の買い戻しやリバンド狙いの買いが入りストップ高。50円高の160円と46%の上げを演じた。しかし26日には、東京地裁に民事再生法を申請し、1兆円を超える負債で製造業としては戦後最大の倒産になることが事実上決定した。

東証は26日の売買を再び停止。タカタ株は1ヶ月後の7月26日が最終売買日。27日から上場廃止となることが決定した。上場廃止が決まった時点で信用新規売りはもう出来ない。

27日の株価は、ストップ安比例配分で再び110円まで下げた。東証はこの時点で寄り付くまでストップ安の値幅制限を解除し、翌28日は75円安の35円で商いが成立し前日比68%安となった。

タカタ株を保有していた人のポジション整理売りは続き、7月7日15円安値まで売られた。タカタの場合は機関投資家保有もあり、東証株価指数(TOPIX)に入っている銘柄なのでTOPIX連動のパッシブ系のファンドにも組み入れられていたので上場廃止決定後も継続的な売りがでた模様だ。

売らなくてはならない人の売りが一旦一巡したのか7日の15円だったのだろう。15円を底に株価は反発を始める。7日引け値は26円で前日比53%高、10日引け値36円で同39%高、11日は45円で25%高、12日はストップ高の75円で67%高、13日もストップ高の105円で40%高と急騰が続いた。14日は一時153円と前日比46%高があって引け値は82円の22%安に沈んだ。ただ7日安値から14日高値まで6営業日で10倍になった。

■タカタ株は上場廃止で紙切れになる可能性が高い

念のために確認しておこう。タカタ株に価値はあるのだろうか? あるとすれば、解散価値が現値を上回る場合。再上場する場合の2例だろう。

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