語学は「全身と全感覚」を使って覚えよう 安河内哲也(東進ハイスクール 講師)

ZUU online / 2017年10月13日 8時40分

写真

語学は「全身と全感覚」を使って覚えよう 安河内哲也(東進ハイスクール 講師)(写真=The 21 online) (ZUU online)

■カリスマ講師が伝授!

暗記するためにひたすら単語帳をめくり、ノートに書きなぐる……そんな経験から、語学の勉強に苦手意識を持つ人は少なくないはず。だが、英語を始めとする語学学習の重要性はますます高まっている。そこで、人気英語教師であり、自らも英語以外の語学習得を続けている安河内哲也氏に、楽しく簡単に語学を学ぶコツをうかがった。

■何のために暗記するのか「言語の四領域」で考える

語学の学習に際し、単に英単語を五千語覚えるとか、TOEICで何点を目指すといった指標に向かって必死に単語を暗記している人をよく見かけます。ただ、これではその指標が達成された瞬間、単語は頭から抜け落ちていきます。
本来、語学を学ぶ目的はその言語を「使う」ことのはずです。暗記をする前に、覚えた単語をどのように使うのか。まずは暗記の目的を設定することが重要なのです。

具体的には、「読む」「聞く」「書く」「話す」の四領域のどれを上達させたいのかをハッキリさせること。四領域の単語は、「読む」「聞く」「書く」「話す」の順にレベルが低くなり、それに従って覚える単語はもちろん、覚え方も異なるからです。「話す」「書く」といった、自ら発信するのに必要な単語を「アクティブボキャブラリー」と呼びます。これは基本的な単語だけで十分ですが、使い方を正確に覚える必要があります。いかに正確に伝えられるかが問われるからです。

一方、「読む」「聞く」ことで、ニュースや新聞などから情報を仕入れるのに必要な単語を「パッシブボキャブラリー」と呼びます。幅広い情報をキャッチするために、より多数の語彙を記憶する必要があります。ただ、意味さえ理解できればいいので、使いこなせる必要はありません。

四領域に関する目的設定は、語学のテストを受ける場合にも役立ちます。たとえば、TOEICには三種類のテストがあります。「聞く」「読む」力を測るTOEIC Listening & ReadingTest、「話す」「書く」力を測るTOEIC Speaking & WritingTest、「話す」力を測るTOEICSpeaking Testで、それぞれ求められる単語が違うのです。

ところが、「話す」試験を受ける人がやたらとレベルの高い単語ばかり覚えようとしたりといったケースが意外と多いのです。これでは試験の点数も上がりませんし、話せるようにもなりません。

もう一つ考えたいのが、どの分野の単語を習得したいのかということ。日常会話や海外旅行で使う単語なのか、それともビジネスで使う単語なのか。それによって覚えるべき単語が違ってきますし、使うべき教材も異なります。

ZUU online

トピックスRSS

ランキング