中国「5G開発」で世界に先行 2018年には産業化開始へ

ZUU online / 2017年10月13日 5時50分

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中国「5G開発」で世界に先行 2018年には産業化開始へ(写真=PIXTA) (ZUU online)

9月下旬から10月上旬にかけて本土4G・5G関連セクターの株価が上昇している。本土A株77社で構成される4G・5G関連指数(同花順によるセクター指数)の終値は9月19日には2421.90ポイントであったが、10月10日には2715.37ポイントまで伸びている。

この間の上昇率は12.1%。同じ期間における上海総合指数の上昇率0.8%、創業板指数の上昇率2.0%と比べると大きくアウトパフォームしている。

個別銘柄では、東北地方を中心に通信ケーブル保護パイプ、通信設備の設置工事、通信ネットワーク維持サービスなどを手掛ける中通国脈(603559)は97.8%、光ファイバーセンサーなど光通信機器を製造する太辰光(300570)は38.3%、M2M(Machine to Machine)製品を製造する広和通(300638)は37.7%、情報電子部品、通信設備などを製造する長江通信(600345)は31.4%、光通信ネットワーク、無線通信ネットワーク設備を製造する華脈科技(603042)は24.0%、通信キャリア向け機器、スマホなどの消費関連機器を製造する中興通訊(000063)は22.8%それぞれ上昇している。

通信関連機器メーカーが買われているわけだが、その背景には中国の5G(第5世代移動通信システム)開発が順調に進んでいることが挙げられる。

■工業情報化部、間もなく5G屋外実用化試験に移行

中国の4G(第4世代移動通信システム)ネットワークは世界最大規模である。4G基地局の累計は299万か所に及び、全世界の約6割に達している。中国は、産業発展の基礎ともいえる通信技術の発展に注力しており、大手3大通信キャリアは厳しい競争に勝ち抜くために、5G開発に力を入れている。

現状において4Gによる巨額資産が5Gへの投資を鈍らせるといったことを心配する必要はなさそうだ。4Gサービスがしばらく併存する形で5Gサービスの実施が進むだろう。むしろ、大規模な4Gネットワーク運営による豊富な経験が、5Gの開発を進める上で有利に働くと考えてよい。

工業情報化部、中国国際貿易促進委員会は9月27日から30日にかけて北京市で2017年中国国際情報通信展覧会を開催した。各国の関連企業が参加、衛星通信、量子通信などの最新ブロードバンドネットワーク、4G/5Gなどの無線ネットワーク、AI(人工知能)、スマートセンサー、VR(バーチャルリアリティ)などの新技術、都市運営、政府サービス、交通、エネルギー供給、農業、医療、旅行、教育、自動運転や、製造業に関する最新の応用技術、セキュリティ、チップ、ソフトウエアなどの最新の状況が紹介された。

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