「奨学金破産」に陥らないために必要なたった一つのこと アナタは大丈夫?

ZUU online / 2018年2月26日 17時11分

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「奨学金破産」に陥らないために必要なたった一つのこと アナタは大丈夫?(画像=PIXTA) (ZUU online)

先日、私の事務所に知人の紹介でひと組の夫婦が相談に訪れました。相談内容は「子供の教育費」についてでした。話をうかがうとお子さんは高校生で将来の夢を叶えるために大学進学を希望されているとのこと。その夫婦は経済的理由から奨学金を利用したいと考えていたのですが、最近メディアの「奨学金破産」に関する報道を気にかけて、大変悩んでおられました。

確かにインターネットで「奨学金破産」と検索すると様々な情報を目にすることができます。最近では2月12日に朝日新聞が『奨学金破産、過去5年で延べ1万5千人 親子連鎖広がる』と報じました。それによると、奨学金を返せずに自己破産をする人が過去5年間で1万5338人に達し、その内訳は本人が8108人、連帯保証人と保証人が計7230人で、借りた本人だけでなく、親族にまで広がる「親子で自己破産」のケースも見られるといいます(※1人で大学と大学院で奨学金を利用した場合等は2人にカウントしている)。

返還に苦しむ若者や親族の姿を浮き彫りにする「奨学金破産」。奨学金を利用すべきか、それとも大学進学を諦めるべきか……どのように判断するかは家庭環境や家計の事情で異なりますが、まずは奨学金制度を正しく理解することが大切です。今回は奨学金について解説しましょう。

■奨学金とはどんな制度?

日本で奨学金制度といえば、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金事業をイメージする人が多いかも知れません。同奨学金制度は大学進学のために無担保で借りることが可能で、返還期間は15年または20年以内、下記の3種類の奨学金があります。

・第一種奨学金(利息負担なし)
・第二種奨学金(利息負担あり)
・給付奨学金(返還なし)

たとえば4人家族の場合、第一種奨学金は学力基準が3.5以上、会社員の収入目安が年収747万円以下となります。同じく第二種奨学金は学力基準が平均水準の者または意欲のある者、会社員の収入目安は年収1100万円以下です。給付奨学金は2017年にスタートした「経済的に困難な低所得者の学生の進学を支援する」ための制度ですが、所得制限がかなり厳しくなっています。

奨学金の貸与額は、第一種奨学金は月額2万円〜6万4000円。第二種奨学金は月額3万円〜12万円(歯学、獣医学は増額あり)。返還方式は、定額返還と所得連動変換方式があります。

■延滞が3カ月過ぎるとブラックリスト入り

そんな奨学金制度ですが、延滞するとどうなるのでしょうか。まず、延滞している割賦金に対して「5%」が賦課されます。加えて、延滞が続くと本人はもちろん、保証人・連帯保証人にも督促の連絡がくることになります。

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