これからの住まいは「資産性」で選ぶ

ZUU online / 2018年10月5日 17時0分

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(画像=リビタ)

今や「人生100年時代」と言われています。長い人生の中では、何が起きるか分かりません。「海外転勤が決まった」、「リストラされて収入がなくなった」、はたまた「子供をもう一人授かった」――。20年後、30年後の暮らしが予定通りになるとは限りません。

家族構成や生活スタイルがライフステージに合わせて変化していくなかでは、暮らしの器となる、住まいとの付き合い方を考えることが求められます。住まいのあり方を考えていくうえで、優先順位をつけて判断していくべきこととして、一般的には「賃貸か分譲か」「新築か中古か」「都心か郊外か」などが挙げられますが、実は最も重視すべきことは「資産性」があるかどうかなのです。

■資産性が高いとはどういうことか

高度経済成長期の日本では、「マイホーム」と言えば新築の庭付き一戸建てを指すものでした。木のにおいがする、まだ誰も暮らしていない家を買う。中には自分で土地を見つけ、設計やデザインにも意見を取り入れてもらう……。こうした将来を夢見ている人は今なお少なくないでしょう。

しかしこのような「愛着や感性」ではなく「資産性」という切り口で考えてみると、日本の不動産マーケットにおいても新築より中古のほうが評価が高いとされるケースが増えてきました。

理由としては、新築住宅の価格には売主業者の利益や広告費、販売経費など計15~20%ほどの経費がかかっていること、新築は誰かが住んだ途端に中古扱いとなり、“新築プレミアム”は消えて価格は下がってしまうことなどが挙げられます。

最近では新築を礼賛し、中古を低く評価する考え方は薄れつつあります。いまや、中古物件を買い、リノベーション・リフォームして住むことは一般的になっています。それには、生き方や考え方の多様化が進んでいることや、中古物件の割安感、立地の良さ、資産性の高さ、人口に対する中古ストックの増大などが影響しているのではないでしょうか。

住まいの資産性は、新築か中古かという点だけでなく、その立地の良し悪しにも影響されます。立地が良ければ換金性や収益性が高いからです。

換金性とは売りたい時に「売りやすい」、収益性とは貸したい時に「借り手が見つかりやすい、もしくは高い家賃設定ができる」ということ。自分が住まなくなっても誰かに必要とされる住まいは資産性が高いと言えます。

長く住み続けるためには、当然ながら手を入れていく必要があります。自分や家族のライフスタイルの変化に合わせて、住まいをリノベーションして住みやすくしていく。そのときに、自分好みの住まいにすることも大切ですが、自分以外の誰かが住んだ場合に使いやすいか、という点も併せて考えておくことをお勧めします。

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