こんな時「本当に効果がある」食べ物はどっち?牧野直子(料理研究家)

ZUU online / 2018年12月15日 18時30分

写真

こんな時「本当に効果がある」食べ物はどっち?牧野直子(料理研究家)(画像=THE21オンライン)

■栄養の基本を知ればもう俗説には騙されない!

「視力回復にはブルーベリー」「抜け毛予防には海藻が一番」──。症状や不調を改善するために良いとされている、その食材は本当に正しいのか。もっと効果的なものがあるのではないか。栄養に対する正しい知識が、食の選択を変える。そう指摘するのは、料理研究家であり管理栄養士として、健康的な献立を提案する牧野直子氏。現代人の栄養事情、働き盛りが知っておきたい栄養の基礎知識、タイプ別の症状や不調に効く食べ物についてうかがった。

■腸内のお掃除屋さん食物繊維は侮れない!

管理栄養士の立場から、これまで様々な方の食生活をチェックしてきました。その中で、30~40代のビジネスパーソンに共通して言えるのは、とにかく食物繊維が足りないということです。

とくに、男性は要注意。朝食はコーヒーだけ、昼食は天ぷらソバ、夜はビールを飲みながら鶏の唐揚げや刺身などという食事では、圧倒的に食物繊維が不足しています。

食物繊維には「腸内環境を整える」「血糖値の上昇を抑える」という、私達の健康を保つために欠かせない2つの働きが備わっています。食物繊維が不足すると、腸内にゴミや悪玉菌が溜まり、発酵して毒素が充満してしまうので、肌荒れや慢性疲労の原因となるだけでなく、がんや生活習慣病のリスクも高まります。

それを防ぐには、腸内のゴミや悪玉菌を包んで体外に排出してくれる食物繊維の存在が欠かせないのです。

また、栄養が腸内で食物繊維に包まれると、吸収速度が遅くなり、血糖値の急激な上昇を抑えてくれるので、肥満防止にもつながります。コレステロールなどの余分な脂質を吸着して排出する役割も見逃せません。これだけ大切な役割を担う食物繊維が不足すれば、様々な不調を引き起こすのも当然でしょう。

では、実際にどれくらいの量の食物繊維をとれば良いのか。

目安は1日350g以上、加えて、きのこや海藻類、豆類など約20gです。野菜のおひたしが入っている小鉢を1日5皿と考えるとわかりやすいでしょう。

小鉢の中身は野菜サラダでも、キュウリの酢の物でも構いません。こんぶやわかめ、コンニャクなどに含まれる「水溶性食物繊維」か、大豆やゴボウなどに含まれる「不溶性食物繊維」を欠かさずとるよう意識しましょう。

1つの栄養素だけでは効果はあまり期待できない

食物繊維が不足している半面、働き盛りのビジネスマンがとり過ぎなのは糖質(炭水化物)と脂質。昼食はラーメン&ライスで夜は肉中心の食事が習慣になっていませんか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング