中小企業が「中小企業格付」を取得すべき4つのメリット

ZUU online / 2019年2月11日 18時30分

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(写真=Wolfilser/Shutterstock.com)

格付は上場会社や債券の発行体の信用度をはかるために用いられる指標です。格付が高ければ高いほど、財務状況が健全だと認められます。中小企業でも格付を取得する企業が増えていますが、「中小企業格付」を取得して得られる4つのメリットを活用し、企業の事業戦略に繋げましょう。

■中小企業格付とは

中小企業格付とは信用格付機関が独自の検証方法で行う信用力の評価のことを言います。例えば、R&I中小企業格付では下記のように定義されます。

例)R&I中小企業格付の格付定義 (格付 および 内容)

・aaa:中堅・中小企業のなかで信用力は相対的に最も高い。
・aa :中堅・中小企業のなかで信用力は相対的に非常に高い。
・a :中堅・中小企業のなかで信用力は相対的に高い。
・bbb:中堅・中小企業の中で信用力は相対的に十分であるが、将来環境が変化する場合、注意すべき要素がある。
・bb :中堅・中小企業のなかで、信用力にやや問題がある。将来環境が変化する場合、十分注意すべき要素がある。
・b :中堅・中小企業のなかで、信用力に問題がある。絶えず注意すべき要素がある。
・ccc:債務不履行に陥っているか、またはその懸念が強い。
(出所:R&I中堅企業格付)

ここで注意してほしいのは債券などに付与されている格付と中小企業格付に付与される格付は同義ではありません。同じAAAとaaaでも内容が異なるので注意が必要です。なお、格付業者よって評価対象先はさまざまです。R&Iでは自営業、金融業、各種公社、社団法人、財団法人、医療法人、学校法人、公益法人、各種組合、R&Iが指定する業種に属する事業を営む各種団体等の一部の業種を除いて格付審査が受けられます。

また、格付は、ある特定の期の決算をもとにして評価日時点における内容が付与されます。期替わり後に新しい決算での格付を取得する場合は決算期から3ヵ月以内に継続の申し込みをすれば格付が更新されます。ただし、格付取得後に継続的なモニタリングは行われないので、信用力に変化があっても格付の変更は行われません。格付取得後に財務状況が良くなったら格付評価の再申請をするのがよいでしょう。

■中小企業格付付与の4つのメリット

中小企業格付付与には4つのメリットがあります。それぞれについて確認してみましょう。

●企業のIRに繋がる
中小企業格付を取得した後は、企業が希望すれば格付機関のホームページや全国紙で結果を公表してくれる場合があります。

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