パラジウムの上昇によってプラチナも上昇するか?

ZUU online / 2019年2月17日 18時0分

ジュリアス・ベアの商品戦略担当者であるCarsten Menke氏もプラチナに対して楽観的な考え方を持つアナリストである。パラジウムの上昇による波及効果があると考えているからだ。ブルームバーグによると同氏は、

「南アフリカのプラチナ産業における見通しは明らかでないが、少なくとも一部の生産者にとっては、考えられているほど絶望的ではないだろう」

■自動車産業におけるパラジウムのプラチナによる代用

モルガン・スタンレーのアナリストであるChristopher Nicholson氏は、パラジウムの高騰によって2024年頃まで生産コスト割れすると予想され、ディーゼル車ではパラジウムからプラチナへの代用が進むことになるだろうと述べる。

だが、パラジウムとプラチナの価格差は1オンス約600ドルになっているものの、2019年の需要見通しにおいては、ガソリン車用の触媒コンバーターにおいてプラチナによるパラジウムの代用はあまりされないとしている。

しかし、パラジウムは供給不足であることを考えると、自動車メーカーは少なくとも長期的には一部でも代用をすることを検討したほうがいいであろう。それとは別に、消費者信頼感指数が低下していて、ディーゼル車の規制に対する不安感もありユーロ圏におけるディーゼル車への需要は下がり続けている。これも自動車市場におけるプラチナにとっての課題と言えるだろう。

アナリストによると、自動車需要は低迷しているが、プラチナは宝飾品類や、ガラス製造、石油生産、医療・生物医学などに使われる産業機器を含む他の産業への需要の成長は強いままであるという。

著者:バラーニ クリシュナン

(提供:Investing.comより)

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