深夜・休日にメールする上司が残念な理由 伊庭正康(らしさラボ代表)

ZUU online / 2019年3月14日 20時30分

仕事をドンドン任せていくためにも、この感覚、つまり「自分とは違って当たり前」をスタンダードにしなければなりません。

■どうしても夜に送る時は?

さて、話を戻しましょう。

夜のメールも同じ。それを非常識と捉える人もけっこういるのではないか、部下にプレッシャーを与えてしまわないか、といったように想像する力も必要です。

また、部下には夜、休日はゆっくりと過ごしてもらう配慮が不可欠でしょう。

どうしても、今この瞬間に送っておきたいなら、タイマー設定しておけば、翌朝に届きます。

■えっ、成長したくないの?

「自分とは違う。そして相手を尊重する」

この感覚を持つことは、できるリーダーになる基本です。

しかし、プレイヤーとして活躍していた人ほど、リーダーになった時、この感覚を持てません。頑張ってきた人ほど、「当たり前」の基準が1つしかないからです。つい「頑張るのが当たり前」「成長するのが当たり前」と考えがちです。

かくいう私もその傾向があったので、苦労しました。

営業だけはなぜかできたものですから、「トップセールスになりたい」と考えるのが普通だと思っていたのです。

「コレができたら、どこでも通用する営業になれるよ」
「トップセールスになるためにも、ビジネス書を読んだほうがいいよ」
「トップになるのは、努力ではなく、〝正しいやり方〟が大事なんだよ」

といったような持論を力説していました。

ある部署にリーダーとして配属された時のことです。 

1人の部下からこう言われました。

「私は、成長とかは、いらないです。ただ、責任は果たします」と。

頭が真っ白になりました。

「えー、もったいないこと言うなよ」

その言葉をネガティブにとってしまった私がひねり出した言葉でした。

「つい、ダメ出しをする」。これが、基準が1つしかない上司がする反応です。

■理解できなくても受けとめる

まず、持論を語る前に、相手の価値観に関心を持つ。

そんな当たり前のことを、できるプレイヤーほど見落としがちです。

まず、こう考えてみてください。

自分はこう思う。

でも、きっと、相手は違う。

まず、どんなことを考えているのか聞いてみよう。

理解できなくてもいい。

ただ、受けとめることはできる、と。

先ほどの「成長したくない部下」も、よくよく話を聞くとこういうことでした。

最初に入社した会社がいわゆる"ブラック企業"だったようで、お客様の事情を無視して商品を売りつける、そんな会社だったようなのです。

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