「自分のホンネに向き合ってこそ、お金の不安にも立ち向かえる」味岡倫歩【後編】

ZUU online / 2019年4月1日 9時30分

最近は、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」もかなり普及していますが、将来の備えだけではなく、節税の観点からもかなりメリットがある制度です。とりわけ会社員だと節税できる項目も少ないので見過ごしがちですが、節税は資産形成においてとても大事な観点です。節税の感度を高くする意味でも、iDeCoをはじめる価値はあると思います。

――確かに、意識的に節税に励んでいる人は少ないかもしれません。

味岡氏:税金にまつわる感度が高くなると、社会や政治に関心が向くことになるはずなので、ビジネスパーソンにとってプラスだと思います。若い頃から節税を意識しておくと、損得の話だけではなく、税金の仕組みや国の方針が見えてきます。それによって、お金に対するスタンスも変わってくると思うので、節税の知識を積極的に増やしてもらいたいですね。

――将来のお金について、不安に感じているばかりではなく、一歩踏み出すことが大事なのですね。

味岡氏:まずは、一度本気で「お金の不安を解消するためにどうしたらいいだろう」と考えた方がいいと思います。かくいう私もフリーランスになった頃は収入が安定するのか不安だらけでした。その不安を解消するためにどうしたらいいのか毎日考えていましたね。

――不安を解消するためには、何から見直せばいいでしょうか?

味岡氏:たとえば、嫌な気分になったり、気持ちが高揚したりしたとき、「いま私はなぜネガティブになったのか?なぜポジティブになったのか?」という問いを最初の一歩にしてみるのがいいと思います。「感じる」だけで終わりにするのではなく、もう一歩先を考えるようになると、自分の思考パターンが見えてくると思います。

――それがひいてはお金と向き合うことにつながると。

味岡氏:お金の不安を解消するには、まず自分自身の「感情」と「行動」を捉えることが大事です。人は感情と行動をごちゃ混ぜにしがちですが、まずは感情に向き合わないと行動は変えられません。感情がどう動くのかをきちんと把握しておかなければ、消費・浪費・貯蓄・投資といったお金に関連する行動もコントロールできません。

自問自答だけでは難しいかもれしれませんが、いろいろな人の話を聞くなどして、自分のホンネを探る時間を取ることが大事だと思います。お金に関することだけではなく、「人からこういうことをされて嫌だった」とか、「こういうものを見たり触れたりすると感情が揺さぶられる」といったことをまずは言語化してみること。日記などに書いてみてもいいかもしれません。まずは、はき出すことで「自分にとってお金はどんな価値があるものなのか」を客観視できるはずです。

味岡倫歩
ディアメディア株式会社代表取締役。スタートアップ企業、広報部門を持たない企業、新規事業などの広報部門の立ち上げ、機能改善、コンサルティングを請け負いながら、新規サービスの開発も手掛ける。インターネット関連企業、ハードウェアメーカー、スタートアップ全般、人材業界をメインにBtoB・BtoC問わず活動している。

(提供=iDeCo online/ZUU online)

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