【米国個別株動向】テスラ、出荷台数増にもかかわらず赤字決算

ZUU online / 2019年4月27日 14時0分

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出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2019年4月24日投稿記事より

電気自動車のテスラ(ティッカー:TSLA)が24日水曜に発表した2019年第1四半期(1月~3月)決算は、7億200万ドルの赤字でした。非GAAPベースの1株当たりの赤字は2.90ドルでした。一部車種の納車の遅れや債券償還支払いにより、現金および現金同等物が大きく減少しました。なお、生産体制に課題が残るものの、経営陣は2019年通年の出荷台数を据え置いています。決算発表を受け、株価は約5%下落しました。

■ 第1四半期の概要

【出荷台数】
≪2019年第1四半期≫  63,019
≪2018年第1四半期≫  29,997
≪ 前 年 同 期 比 ≫  110%

【売上高】
≪2019年第1四半期≫  45億ドル
≪2018年第1四半期≫  34億ドル
≪ 前 年 同 期 比 ≫  33%

【非GAAPベースの1株当たり利益】
≪2019年第1四半期≫  -2.90ドル
≪2018年第1四半期≫  -3.35ドル
≪ 前 年 同 期 比 ≫  N/A

出典:テスラの2019年第1四半期決算報告

テスラが4月初めに発表したように、第1四半期の出荷台数は前年同期比110%増の63,019台でした。大幅増は量産車モデル3の急増が加速しており、2018年第1四半期の8,182台が2019年第1四半期には50,928台に増加しました。しかし、セダンのモデルSとクロスオーバー車のモデルXの合計出荷台数は、45%減と大きく落ち込みました。

全般的な出荷台数の増加により、売上高は前年同期比で33%上昇しました。しかし、一時的項目やモデルSおよびモデルXの出荷縮小、約11,000台におよぶ納車の遅れが利益を圧迫しました。

■ 決算ハイライト

・フリーキャッシュフローは9億2,000万ドルの赤字ですが、前年同期の赤字10億5,000万ドルからはやや改善しています。

・現金および現金同等物は15億ドル減少し、22億ドルとなりました。9億2,000万ドルの債券償還支払いや期末における大きな納車遅れが響きました。

・自動運転機能の積極的な導入により、多くの顧客が自動運転機能を導入し、費用を払っています。

・自動車の総利益率は、前年同期の24.3%から低下し、20.2%となりました。

■ 今後の見通し

モデルSやモデルXの生産体制改善とモデル3の世界販売拡大により、テスラは、生産水準の拡大と共に受注台数の増加も予想しています。経営陣は、第2四半期に9万~10万台の出荷を見込んでおり、2019年通年の出荷台数36万~40万台のガイダンスを据え置きました(2018年の総出荷台数は24万6,000台)。

テスラは、年内の3四半期においてはキャッシュフローがプラスになると予想しており、第3四半期のGAAPベースの黒字転換を見込んでいます。第2四半期についてはGAAPベースで引き続き赤字を予想していますが、それでも第1四半期よりは大幅な縮小を見込んでいます。(提供:The Motley Fool Japan)

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