外国株式ファンドから過去最大の資金流出~2019年4月の投信動向~

ZUU online / 2019年5月11日 18時20分

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外国株式ファンドから過去最大の資金流出~2019年4月の投信動向~(画像=PIXTA)

■内外株式を中心に資金流出

2019年4月の日本籍追加型株式投信(ETFを除く。以降、ファンドと表記)の推計資金流出入をみると、国内株式から2,700億円、外国株式から2,500億円と大規模な流出があった。また、外国債券と外国REITからもそれぞれ800億円、300億円を超える資金流出があった。バランス型と国内REITには資金流入があったが、3月と比べて流入金額はやや鈍化した。

ファンド全体だと、4月は資金流出が6,000億円を超えた。2月から外国株式や外国債券を中心に資金流出が続いていたが、2月の2,700億円、3月の700億円と比べて4月は資金流出が大きくなった。外国株式からの資金流出が加速したことに加えて、株価が堅調に推移したため利益確定の売却が膨らみ国内株式も大規模な資金流出に転じたためである。ちなみに、流出金額が6,000億円を超えたのは2016年12月以来のことである。

■過去最大の外国株式からの資金流出

外国株式では、4月は2,500億円の資金流出と集計できる1997年4月以降で最大の流出となった。これまで最大の資金流出はリーマン・ショック当月の2008年9月であり、2400億円であった。ただ、外国株式の純資産総額は2008年9月初時点で10兆円程度であったのに対して、2019年4月初時点では18兆円と倍近く膨らんでいる。そのためリーマン・ショック時と単純に金額を比較すること自体には意味がないかも知れないが、それを差し置いても4月は外国株式の流出が特に大きかったといえるだろう。

外国株式の中には売れているファンドもあった。実際に4月に「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」や「グローバル全生物ゲノム株式ファンド(1年決算型)」は300億円前後の資金流入があった【図表2:赤字】。その他にも資金が4つのコース(為替ヘッジの有無×分配金の有無)に分散されているため上位には出てこなかったが、「野村ACI先進医療インパクト投資」は4ファンド合計で270億円の資金を集めた。

ただ、一方で4月は資金流出が50億円以上あったファンドが19本もあり、200億円以上の流出に限っても5本あるなど、大規模な資金流出があった外国株式ファンドが多かった。特に、50億円以上資金流出があったファンドの13本、200億円以上でも4本がテクノロジー系のテーマ型ファンドであり、特に資金流出が顕著であった。

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