夏は株の取引が少なくなる?投資のアノマリー「夏枯れ相場」とは

ZUU online / 2019年5月23日 14時0分

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出典:Getty Images

日本株式市場での海外投資家による影響力は非常に大きく、現在では市場参加者の約7割を占めるまでに至りました。主体別売買動向で海外投資家の動向、ポジションを売りと買いどちらに持っているのかを予測することは非常に重要であり、海外投資家の思惑と逆に付いてしまうと想定外のロスを出しかねません。

近年では、ネットの高速取引が市場の変動率(ボラティリティ)を異常なまでに高めてしまっていることもあり、株式を売買するタイミングも難しくなってきました。しかし、何事にも必ず隙間があり、そこをうまく突けさえすれば有利に事を運ぶことが可能なのです。

では、実際その隙間とはどういった局面で訪れるのか。代表的なものとして「夏枯れ相場」という市場参加者が極端に少なくなるタイミングがあります。

そこで今回は、閑散相場の代表格である「夏枯れ相場」について、いったいどういったものなのか、その時にどういった行動に移ればよいのかを詳しく解説して生きたと思います。

■ 夏枯れ相場とは?

夏枯れ相場とは、主に株式や商品先物などの相場で使われる用語であり、市場関係者が夏季休暇を取ることにより、マーケットの取引高が極端に減少し、相場が閑散として方向感乏しい状態になることを言います。この時の日経平均の出来高は通常時よりも少なくなるため、思うようなリターンを取ることが難しくなります。外国人投資家による相場を上下させるための起爆剤が一時的になくなりますので、個人投資家はその前に一度資産を売却し、閑散相場では逆に株を買い増し海外投資家が戻ってきた時の上昇を期待するのです。

また、ちょっとした材料に敏感に反応した株が急上昇する場合や、テーマ銘柄に資金が集中したり、投機筋が市場の隙を突いて仕掛けてきたりすることもありますので、注意が必要な場合もあります。

■ 夏枯れ相場の原因

夏枯れ相場の原因は、海外投資家などの市場関係者が夏の長期休暇を理由に市場からいなくなることが原因と言われています。外国人投資家は、日本人とは異なりONとOFFのメリハリをきっちりつけており、休みはしっかりとる傾向があります。なので、夏季休暇前には仕掛けていたポジションをいったん解消してくるのです。

日本のマーケットは外国人投資家が約7割を占めますので、相場を形成する主体がいなくなると売買高が極端に少なくなり閑散相場となるのです。

■ 夏枯れ相場はいつからいつまで?

夏(7~8月)になると、外国人投資家は9月の第1月曜日である祝日、「レイバー・デー」に向けて夏季休暇を取ります。これに日本のお盆休みや夏休みの時期が重なることで、夏枯れ相場は形成されます。

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