続・この投資環境下でも買える銘柄&米国株、高値更新見通しとその根拠

ZUU online / 2019年5月23日 18時15分

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続・この投資環境下でも買える銘柄&米国株、高値更新見通しとその根拠(画像=Thinkstock/GettyImages)

■米国株 高値更新の見通し

我が国と米国の株価パフォーマンスの差は目を覆うばかりだ。米国のS&P500は昨秋の急落分をすべて取戻し4月末に再び史上最高値を更新した。現在は調整していると言っても、その史上最高値からわずか3%下の水準だ。ほぼ史上最高値圏にあるといっていい。チャート上でも75日移動平均にきれいにサポートされている。それに対して日経平均は昨秋の下げ幅の半値戻しは達成したものの、フィボナッチ・リトレースメントの61.8%が壁となって上値が重い。S&P500と反対に75日移動平均に頭を抑えられている。

この株価パフォーマンスの差は、ひとえに企業業績の差によると思われる。

先日、日経新聞は3月決算の集計をまとめ、「上場企業2期連続減益へ」と報じた。上場企業の2020年3月期の純利益は28兆4500億円程度と前期比で1.4%減と、19年3月期に続いて2期連続での最終減益となるという。

これに対して、米国企業の業績は堅調である。同じく日経新聞が報じたところによれば、「本社所在地をベースに国別で集計すると、米国企業の堅調ぶりが目立つ。18年度は10%増で、世界に占める米企業の純利益の割合は31%と17年度から2ポイント高まった」という(21日付朝刊「企業業績、米中で明暗」)。

では、今期はどうか。主要500社の2019年第1四半期の業績は前年同期比で+1.4%となった。事前には11四半期ぶりの減益とあれほど騒がれていたわりには締めてみれば増益継続となった。米国企業の業績の底堅さが一層印象付けられた格好だ。

前年の業績が高水準なこともあって今年は第3四半期まで低い利益の伸びが続くが、第4四半期から伸びが加速、2020年第1四半期は再び2ケタ増益となることが見込まれている(以上REFINITIV調べ)。

この業績モメンタムを織り込む形で米国株相場は年後半にかけて堅調に推移するだろう。問題は金利対比のバリュエーションだ。株式の益利回り(PERの逆数)と長期金利の差(=イールドスプレッド)が3%を割り込むと株価の割高感が強まる。昨年2月と10月の急落は、イールドスプレッドが3%を割り込んだために引き起こされたと考える。逆に言えば、3%までは許容範囲とすれば、現在の低い長期金利がこの先も維持されることを前提にPERは18倍程度まで拡大する余地がある。ダウ平均は2万8000ドル台後半まで上昇し史上最高値を更新するだろう。

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