社員の幸せを追求する会社が成長するワケ

ZUU online / 2019年5月26日 17時30分

ここでは、この3つ目のケースに当たる事例として全社員に平日の6時~21時の間であればいつどこで働いてもよいという自由を与えたユニリーバ・ジャパンの取り組みを、やつづかさんの著書『・本気で社員を幸せにする会社』から見てみましょう。

(本稿は同書第2章「『ワークスタイル』の見直しで、会社も社員も幸せになる」の一部を抜粋、再編集したものです)

■「いつ、どこで働くのも自由」にしたら、生産性も人生の充実度も向上

シャンプーや石鹸、紅茶など、さまざまなコンシューマー向けブランドを扱うユニリーバの日本法人、ユニリーバ・ジャパンは、2016年7月に新しい働き方の制度「WAA」を導入しました。

「WAA」は、Work from Anywhere & Anytimeの略で「ワー」と読みます。この制度によって、ユニリーバ・ジャパンの社員は働く場所と時間を自由に選べるようになりました。ユニリーバ・ジャパンのウェブサイトには、「WAA」の説明として以下の3項目が掲げられています。

上司に申請すれば、理由を問わず、会社以外の場所(自宅、カフェ、図書館など)でも勤務できます。

平日の6時~21時の間で自由に勤務時間や休憩時間を決められます(1日の標準労働時間は7時間35分、1カ月の標準勤務時間=標準労働時間×所定労働日数とする)。

全社員が対象で(工場、営業の一部を除く)、期間や日数の制限はありません。

https://www.unilever.co.jp/sustainable-living/WAA/about-WAA/

たとえば自宅で朝6時から仕事をした後、ジムで一汗かいてからオフィスに出勤することも可能ですし、子どもを保育園に迎えに行くために早めに仕事を切り上げなければいけないという人は、子どもが寝た後に残った仕事を片づけたりすることもできるのです。

在宅勤務をはじめとするテレワークの問題点としてよく挙がるのが、「働きすぎてしまう」という点です。社員が目の届かない場所で仕事をすることになるので、「サボるんじゃないか」と心配する経営者や管理職の方も多いのですが、実際は逆なのです。

「サボっているのではないか」と思われることへの恐れや、一生懸命仕事に取り組む姿を見せられないからこそ「しっかりしたアウトプットを出さなければ」という思いや、終業時間のチャイムや周囲の人たちが帰っていくというような“仕事を終えるきっかけ”がないことなどから、ついついがんばりすぎてしまうのです。

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