グーグルとマイクロソフトへのファーウェイ排除の影響は?

ZUU online / 2019年5月31日 15時0分

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出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2019年5月28日投稿記事より

米国政府は中国の通信機器大手ファーウェイに対する排除措置を発表し、今後ファーウェイは米国製品やテクノロジーを使えなくなります。これを受け、ファーウェイは最近、スマートフォンおよびPCの独自オペレーティングシステム(OS)開発を表明しました。これまでOS等を供給してきたアルファベット(ティッカー:GOOG、GOOGL)傘下のグーグルとマイクロソフト(ティッカー:MSFT)への影響はどうなるのでしょうか?結論としては、両社の売上高への直接の影響は小さいとみられます。

■ グーグルの売上高への影響は軽微

グーグルが開発したアンドロイドは、スマートフォン向けのオープンソースOSですが、グーグル・バージョンは同社のサービスと連携しています。もし、ファーウェイがグーグルのアンドロイド・ライセンスを失った場合、独自のアンドロイド・バーションを開発する必要があり、そしてグーグルのアプリが使えなくなります。

アンドロイド関連売上の大半は、Google Playストアからの収入です。Playストアは中国市場では利用できないので、中国スマートフォン市場におけるファーウェイの28%のシェアは、グーグルにとってはあまり関係ありません。なお、Canalysによれば、ファーウェイ製品は欧州スマートフォン市場の約4分の1、ラテンアメリカ市場の約12%のシェアを占めています。

もしファーウェイがグーグル・アンドロイドのライセンスを失った場合、ファーウェイ製品ユーザーはGoogle Playストアが使えなくなり、ファーウェイの独自アプリストアのAppGalleryのみとなります。結局、Nomura Instinetの試算によれば、グーグルのファーウェイ関連売上は4億2,500万ドルで、これはアルファベットの2018年売上高のわずか0.3%に過ぎません。

■ ファーウェイを失ってもマイクロソフトには問題なし

マイクロソフトのファーウェイ向け売上の大半はウインドウズ・ライセンスを通じたものです。ウインドウズ・ライセンス関連売上はマイクロソフトの全売上高の16%を占めていますが、ファーウェイのシェアは取るに足りません。ファーウェイは、マイクロソフトのサーバー製品やクラウドサービスの売上にも寄与していますが、限定的なものです。マイクロソフトは、ファーウェイのラップトップPCを自社店舗から引き揚げ、ファーウェイのサーバー製品もAzureクラウドプラットフォームから外しました。

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