ボーイング 737MAXによる苦悩未だ脱せず;同社株購入のタイミングはまだ

ZUU online / 2019年5月31日 14時30分

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(画像=travellight/Shutterstock.com)

ボーイング(NYSE:BA)株の乱高下が続いている。 同社は737MAXによる連続して発生した墜落事故2件への対応に引き続き追われているが、強気な投資家は下落した同社株の急速な回復にかけている。

同社株には、証券会社等の投資判断において18つの「買い」レーティングがついており、「中立」が9つ、「売り」が2つに対して大多数を占めている。今後12ヶ月の目標株価平均は429ドルで、現在の株価354.88ドルから20%のアップサイドが見込まれている。しかし昨年1.5%安となった同社株の下落スピードは加速しつつあるように見受けられる。先月は6.8%安となっている。

墜落事故によって同社は売れ筋機種の販売停止及び大幅な生産量減に追い込まれたが、キャピタルゲインを狙う投資家にとって重要な問いは、同社は最悪の状況を脱したのかどうかだ。その答えは墜落事故に関する調査、同社の迅速なソフトウェアプログラムの修正版リリース可否、737MAXの運航再開の見込みなどによるため、すぐに出るとは言えない。

我々は長期的な見方をする必要があると考える。直近のニュースを鑑みると多くの人が予想したよりも、事態の収拾には時間が掛かるように見受けられるからだ。

ブルームバーグは29日、欧州規制当局による737MAX運航再開に向けた検査はフライトコントロールシステム全体を精査する予定だと報じた。米WSJ紙は今月初め、ボーイングは737MAXフライトコントロールシステム開発の最終段階におけるテストフライトがおざなりに行われたことを報じている。

同紙は、パイロットが「操縦特性向上システム(MCAS)によりどれほどの速度・角度で機体を傾けられるのかについての情報を受け取っていなかった」ことを問題視している。米NYタイムズ紙は、同社の品質よりも生産スピードを重視する企業文化に疑問を投げかけている。

■737MAX搭乗に対して抱く恐怖

737機墜落事故により善良な一般市民が多数死亡したことがセンセーショナルに報道されることが予想される中で、世間が規制当局による検査が急いで運航再開を認めたものだと見做すのを避けたいという考えから、当局の動きが非常に困難なものとなっていた。

ネガティブな報道が続く中、市場では運航が再開されたとしても乗客が737 MAXの搭乗に拒否感を示すのではないかという見方もある。

バークレイズキャピタルのデービッド・シュトラウス氏は同社株のレートを格下げし、市場は737MAXの影響を軽視しすぎていると述べた。同氏は、旅客を対象とした調査において約半数が今後1年以上737MAXに搭乗したくないと述べたことを引用しながら以下のようにコメントしている。

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