シンガポールのアセンダスREIT決算についての9つのポイント

ZUU online / 2019年6月1日 11時0分

モトリーフール・シンガポール支局、2019年4月30日投稿記事より

アセンダスREIT(不動産投資信託、ティッカー:A17U、以下「A-REIT」)は、第4四半期(1月~3月)および2019年度通期(2019年3月期)の決算を発表しました。

A-REITはシンガポール市場に上場した最初のREITの1つで、シンガポール、オーストラリア、英国にまたがる171の産業用不動産を所有しています。A-REITは、1口当たり分配金が安定的に推移しており、かつ堅調な利益を上げています。

以下はA-REITの通期決算に関する9つのポイントです。

  1. 総収入は、2018年度に取得した英国の不動産、2017年度および2018年度に取得したオーストラリアの不動産、ならびにシンガポールの再開発不動産に起因して、2019年度は前年比8%増の8億8,620万シンガポールドルとなりました。なお、シンガポールの再開発不動産であるシュナイダーエレクトリックビルは、2018年4月に完成しました。

  2. 純不動産利益(以下「NPI」)は、前年同期の6億2,940万シンガポールドルから2%増加し、6億4,960万シンガポールドルとなりました。これは、総収入の増加によるものです。

  3. 分配可能総額は、前年同期比8%増の4億8,570万シンガポールドルで、2019年度の一口当たり分配金は前年同期比0.3%増の16.035シンガポールセントとなりました。なお、2019年第4四半期の一口当たり分配金は3.91シンガポールセントから4.148シンガポールセントへと6.1%上昇しました。

  4. 買収および資産強化の取り組みの後、2019年第4四半期の一口当たり分配金を新しい基準として採用し、それを年換算すると一口当たり分配金は59シンガポールセントとなります。A-REITの2019年4月29日の終値(3.01シンガポールドル)を使用すると、配当利回りは5.5%になります。

  5. A-REITの施設価値合計は111億シンガポールドルで、シンガポールに98施設、オーストラリアに35施設、英国に38施設を保有しています。シンガポールは、金額でポートフォリオの79%を占めており、同REITの総収入の主な部分を占めています。オーストラリアと英国はそれぞれポートフォリオの価値の14%と7%を占めています。

  6. A-REITの総レバレッジ比率は3%で、総レバレッジ比率が40%の水準に達するまでに利用可能な負債の余裕は7億シンガポールドルです。なお負債の平均残存期間は、前四半期の3.6年および前年同期の3.2年から4.0年に改善されました。

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