【4月米個人所得・消費支出】個人所得(前月比)は+0.5%、消費支出+0.3%と共に堅調な伸び、市場予想も上回る結果

ZUU online / 2019年6月3日 19時0分

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【4月米個人所得・消費支出】個人所得(前月比)は+0.5%、消費支出+0.3%と共に堅調な伸び、市場予想も上回る結果(画像=PIXTA)

■結果の概要:4月の個人所得、消費支出ともに予想を上回る伸び

5月31日、米商務省の経済分析局(BEA)は4月の個人所得・消費支出統計を公表した。個人所得(名目値)は前月比+0.5%(前月:+0.1%)となり、前月から伸びが加速、市場予想(Bloomberg集計の中央値、以下同様)の+0.3%も上回った。個人消費支出は、前月比+0.3%(前月改定値:+1.1%)と、こちらは+0.9%から上方修正された前月からは伸びが鈍化したものの、市場予想の+0.2%は上回った。一方、価格変動の影響を除いた実質個人消費支出(前月比)は横這い(前月改定値:+0.9%)と+0.7%から上方修正された前月から伸びが鈍化、市場予想(横這い)に一致した。貯蓄率(1)は6.2%(前月:6.1%)と前月から+0.1%ポイント上昇した。

価格指数は、総合指数が前月比+0.3%(前月:+0.2%)と前月を上回った一方、市場予想(+0.3%)に一致した。また、変動の大きい食料品・エネルギーを除いたコア指数も前月比+0.2(前月改定値:+0.1%)と、横這いから上方修正された前月を上回った一方、市場予想(+0.2%)に一致した。前年同月比では、総合指数が+1.5%(前月改定値:+1.4%)と+1.5%から下方修正された前月を上回ったものの、市場予想(+1.6%)は下回った。コア指数は+1.6%(前月改定値:+1.5%)と、こちらは+1.6%から下方修正された前月を上回ったほか、市場予想(+1.6%)に一致した。

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(1)可処分所得に対する貯蓄(可処分所得-個人支出)の比率。

■結果の評価:好調であった前月から伸びが鈍化も消費拡大が持続

名目個人消費(前月比)は3月が+1.1%と09年8月(同+1.2%)以来の伸びとなっていたが、4月も+0.3%と市場予想を上回るペースで消費拡大が持続していることを示した。

また、4月は後述するように可処分所得が前月比+0.4%と高い伸びとなった結果、貯蓄率が前月から上昇しており、4月は所得対比でみて消費余力を残していると言える。

順調な雇用増加、賃金上昇、消費者センチメントの回復基調と併せて引き続き個人消費を取り巻く環境は良好である。もっとも、5月上旬から関税強化策を含めた米中貿易摩擦のエスカレート懸念に加え、トランプ大統領が不法移民問題に関連して6月10日からメキシコ製品に5%の関税を賦課する方針を示したことは、雇用や経済、消費に対するリスク要因として今後の動向が注目される。

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