外貨預金を始めるタイミングはいつがおすすめ?

ZUU online / 2019年7月3日 12時0分

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(写真=focal point/Shutterstock.com)

高金利が得られることに加えて、その通貨に対して円安となれば為替差益が得られる外貨預金。その一方で、円高に傾くと為替差損が発生するため、「いったいどのタイミングで外貨預金を始めればいいのか」と迷っている方もいるでしょう。ここでは、外貨預金を始めるタイミングについて解説します。

■日銀の低金利政策が円安を後押し

為替相場の世界では、「世界のマネーは低金利の通貨から高金利の通貨へ流れる」といわれています。なぜなら、低金利の通貨を売った資金で高金利の通貨を買うことで、金利差によって利益を得られるからです。日本銀行は、1999年2月に政策金利をゼロパーセントにする、いわゆる「ゼロ金利政策」を導入しました。以降、一時的にゼロ金利が解除されることはありましたが、基本的には現在も実質的なゼロ金利政策が続いています。

また、2013年3月に黒田東彦(はるひこ)氏が日本銀行の総裁に就任すると、銀行が所有する日本国債などの金融資産を買い上げる「量的・質的金融緩和」政策を実行しました。年間60兆円も国債を買い上げるという大規模かつ大胆なこの金融緩和は「黒田バズーカ」と呼ばれ、国内外の投資家を驚かせました。さらに、2016年には政策金利をゼロ以下に引き下げる「マイナス金利」政策を導入しました。

これらの政策は、市中にお金をばらまくことで日本円の価値を下げ、長く続いているデフレ経済から脱却し、安定的な物価の上昇(インフレ)をもたらすことを目的に行われています。実際、黒田日銀総裁が量的・質的金融緩和を導入してから、ドル円相場では急速に円安・ドル高が進行。黒田総裁就任前の1ドル=80円台から、2015年には120円台半ばまで円安が加速しました。この点では、日銀の金融政策が一定の効果を上げたといっていいでしょう。

■為替相場の予測はプロでも困難

物価の上昇率が目標としている2%になかなか到達しないため、日本銀行は2019年現在も大規模な金融緩和を継続しています。ところが、米ドル対円相場は2016年に一時1ドル=100円程度まで円高が進むなど、2015年以降は一方的な円安相場とはなっていません。なぜなら、為替相場が金利だけでなく下記のようなさまざまな要因が絡まって掲載されるためです。

・世界の景気や国際収支(貿易収支や資本収支など)の動向
・政治や社会の状況
・地政学的リスク
・投資マネーの流れ

為替相場は、1日で数兆米ドルが取引される巨大なマーケットなので、日本1国の事情だけで簡単に決まるものではないのです。実際、為替アナリストなどのプロでも為替相場の先行きを予測するのは非常に困難といわれています。日本がインフレ政策を採用していること、米国や資源国、新興国が日本より高い政策金利となっているのは事実です。

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