あなたの仕事の8割は、「やらなくてもいいこと」だった

ZUU online / 2019年6月12日 20時30分

他の部署の人が「ちょっと遊びに来ました」と立ち寄ることも多く、良い情報も悪い情報も入って来ました。「暇だ」を口グセにすれば、組織を効率的にマネジメントできるのです。

「暇だなんて言ったら、上司に余計な仕事を押しつけられるのでは」と心配するかもしれません。しかし、上司も部下の仕事ぶりはきちんと見ているので、本当に暇なわけではなく、自分の哲学でそう言っているのだとわかります。

そして仕事ができる上司ほど、「皆が忙しいと言っているときに暇だと言えるなんて、この人は有能だ」と見抜きます。ですから安心して、「暇だ」を口グセにしてください。

■働き方改革は実践した者勝ち!

「決めて、略して、修正する」のサイクルを回していると、略せる仕事は山のようにあることがわかります。

今まで何も意識せず、来た仕事をひたすらやっていたから気づかなかっただけで、「80対20の法則」があるように、本当に重要な仕事は全体の2割程度しかありません。

例えば、私は営業課長時代、無駄な出張をやめさせました。それまで部下たちは簡単な打ち合わせのために地方へ出張していましたが、代わりに毎週同じ曜日の同じ時間に顧客へ電話で定期連絡を入れるように指示したのです。

これで十分コミュニケーションが取れるので出張の必要はなくなり、営業課の仕事は激減しました。これも単に「営業は客先へ出向くもの」という 思い込みがあっただけで、「無駄な仕事を略して、生産性を高めよう」とする意識さえあれば、誰でも改善できたはずです。

私が他の管理職と違ったのは、それを実践に移したことだけです。つまり、「実践した人が勝ち」ということ。誰もが頭では「残業をしない方がいい」とわかっていても、実際にやる人はまだまだ少数派です。

だからこそ、実践した人やチームは他に大きく差をつけられる。この記事を読んだあなたも、ぜひ今日から実践してもらいたいと思います。

佐々木常夫(ささき・つねお)
佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表取締役
1944年秋田市生まれ。6歳で父を亡くし、4人兄弟の次男として母の手ひとつで育つ。1969年東大経済学部卒業、同年東レ入社。30代前半に倒産しかけた会社に出向し再建。1987年社長のスタッフとして経営企画室で経営革新プログラムを担当。1989年繊維の営業でテグス(釣り糸)の流通改革を断行。1993年プラスチック事業企画管理部長。2001年取締役経営企画室長。2003年東レ経営研究所社長。2010年同社特別顧問。2013年より佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表取締役。著書に『会社で生きることを決めた君へ』(PHP研究所)などがある。(『THE21オンライン』2019年04月25日 公開)

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