使えない「自称エンジニア」と重宝する「本物のエンジニア」を見分ける方法

ZUU online / 2019年7月7日 17時30分

現代のビジネスはITの活用なくして成立しません。ITエンジニアはますます引く手あまた。優秀なエンジニアの採用は、IT人材の採用に不慣れな中小企業の大きな課題になっています。

自社に合ったエンジニアを見分けるためには、どんな点に注意すべきなのか。現役のフリーランスITエンジニアにして『小さな会社がITエンジニアの採用で成功する本』の著者、大和賢一郎氏に解説してもらいました。

※本稿は『小さな会社がITエンジニアの採用で成功する本』第1章の一部を転載するものです。

小さな会社は大企業と違って、新卒を採用してゼロから教育する余裕がありません。そのため、初めてのエンジニア採用は、派遣やフリーランスを使うのが現実的です。解雇が難しくなるリスクを回避するため、いきなり正社員として雇うのは避けましょう。

ですが、エンジニアの技能はピンキリで、見分けるのは困難です。それなりの実績がある紹介業者を使うなら最低限のフィルタリングはされますが、やはり経営者・採用担当者自身が「使えるエンジニアかどうかを見抜く視力」を鍛えていくことが大切です。次のような観点で最低ラインを引きましょう。

1.自分で手を動かせるか(指示するだけではなく実際にプログラムを書けるか)

IT企業で3年以上の実務経験があるエンジニアの場合、そのタイプは大きく2つに分かれます。1つは、プログラミング言語の種類を問わず、自分でソースコードを書き続けてきた経験がある人材。もう1つは、ITプロジェクトのマネジメント(企画や仕様検討、進捗管理、顧客との折衝など)をメインで担当していた人材です。

開発フェーズとして、前者を「下流工程」、後者を「上流工程」と呼びます。小さなIT企業における上流工程は、社長自身が担当するケースが大半なので、必要なエンジニアは必然的に下流工程、つまり「実際にプログラミングができる人」となります。

2.プログラミングにおいて、アマチュアとプロの違いを理解しているか

プログラム(コンピュータに処理させる命令の手順)が書かれたテキストファイルを「ソースコード」といいます。プログラミングとは、すなわち「ソースコードを書く仕事」です。そして「ただ書くだけ」なら、初心者でもそれほど難しくはありません。コピペするだけで動くプログラムもネットにたくさん落ちています。適当に書いても運が良ければ、プロっぽく見せることは可能なのです。

しかしビジネスなら話は違います。趣味の延長でアマチュアレベルの自称プログラマと、実際に利益を上げているIT企業で鍛えられた本物のプログラマ。その違いは「動くかどうか」ではなく「性能、可読性、メンテナンス性」に出ます。

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