長期金利上昇を伴う株高に、相場転換なるか?

ZUU online / 2019年7月10日 11時45分

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(画像=Hand RobotShutterstock.com)

★米主要株価指数はまちまちながら、総じて上昇。 ダウ工業株が3日続落で小甘いほかは、総じて主要株価指数はプラス。 全体的に、市場は各種外交・政治課題を気にしながらも、一番注目しているのは今晩から始まるパウエル連銀議長の議会証言でしょう。 利下げ期待はやや後退したとはいえ、まだ7月のFOMCにおける利下げを確実視していると伝えられています。

★長期金利が浮上し始める? 昨晩、米10年国債利回りは若干ですが上昇気味となり、25日移動平均線2.06%すれすれの2.054%にまで上昇。6月24日以降では一番高い水準になってきていますが、まだ6月18日以降の底練りレンジから上放れたわけではありません。 ただ、米中協議が決裂した5月3日以降では、初めて長期金利が25日線にほぼ到達したことになるので、ここから長期金利上昇が続くか見ものです。

★議会証言、決算発表で、金利上昇=株高に道が開けるか? 当レポートでは、6月のマクロ出尽くしに続いて、7月はミクロの出尽くし想定から、長期金利は反転上昇するはずだ、という見方できていました。 そのシナリオで行けば、ここからは10年利回りが上昇しながら、株価も調整から次第に業績悪織り込み済みとなって上昇していくという想定が現実のものになるはずです。 米10年・2年利回り格差は昨晩で0.15%にさらに縮小。金利上昇をともなる金利差縮小です。これに株高がついているわけですから、流れとしては、業績相場への回帰→過熱→バブル化の方向性ではあります。

★業績発表本格化。アク抜けできるか? 折しも、米国では決算発表がこれから本格化します。現状ではS&P500の利益成長率は、0.2%減益という市場予想になっていますから、これが決算発表の進捗にともなって改善してくことになるでしょう。 少なくとも昨晩一日だけを見る限り、その傾向は見せたということになります。景気敏感系や銀行セクターが総じて反発していることがなによりその証左となるでしょう。

★ダウ輸送株指数が、50日線割れ。 あまり大きな危険性を発進しているとは思いませんが、事実として昨晩、先行指標のダウ輸送株指数が50日線を割りました。微弱な割り方ですが、50日線割れは一応警戒する必要があります。 ただ、すぐ下に200日線があり、この50日・200日という長期線が収斂しているその狭い幅の中に取り込まれた格好です。そう簡単にここからダウ輸送株指数が滑落していくとも考えにくいのですが、ポジション管理上は、「やや警戒」をする必要がある、ということになります。 仮想運用モデルの【梁山泊】では、1割以上のキャッシュを温存する格好で、今週一番「下がりやすい」とされる月間のアノマリーに対応しています。

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