【19年4-6月期米GDP】前期比年率+2.1%、前期の反動で在庫投資、外需が成長を押下げ

ZUU online / 2019年7月29日 18時35分

最後にサービス消費は、医療サービスが+2.8%(前期:+6.5%)と前期から伸びが鈍化したものの、娯楽サービスが+3.9%(前期:▲1.0%)、飲食・宿泊が+4.5%(前期:▲1.3%)と前期からプラスに転じた。さらに、住宅・公共料金が+1.1%(前期:+0.1%)と前期から伸びが加速した。

一方、実質可処分所得は前期比年率+2.5%(前期:+4.4%)と前期から伸びが鈍化した。また、貯蓄率は8.1%(前期:8.5%)と前期から低下した。もっとも、貯蓄率は12年10-12月期(同10.2%)以来の高い水準となっており、消費余力を残していると言える。

●(民間投資)建設投資が大幅に減少

4-6月期の民間設備投資は、設備機器投資が前期比年率+0.7%(前期:▲0.1%)を僅かながら前期からプラスに転じた一方、知的財産投資が+4.7%(前期:+10.8%)と前期から伸びが鈍化したほか、建設投資が▲10.6%(前期:+4.0%)と16年4-6月期(同▲11.5%)以来の大幅な落ち込みとなって全体を押下げた。

建設投資では、資源関連が▲15.7%(前期:▲0.7%)と4期連続でマイナスとなるなど低迷が続いているほか、商業・医療が▲13.9%(前期:+7.0%)、製造業が▲11.3%(前期:+17.8%)、電力・通信も▲1.8%(前期:+1.9%)といずれも前期からマイナスに転じた。

設備機器投資では、産業機器が横這い(前期:▲3.4%)と前期から回復した一方、輸送機器が▲9.2%(前期:▲4.1%)と2期連続でマイナスとなったほか、コンピュータ・周辺機器が+18.5%(前期:+9.2%)と前期から伸びが加速したものの、情報処理関連全体では+6.7%(前期:+9.2%)と伸びが鈍化するなど、分野によってまちまちの結果となった。

知的財産投資では、ソフトウエアが+7.5%(前期:+14.7%)、研究・開発も+3.5%(前期:+9.7%)となり、前期から伸びが鈍化した。

最後に住宅投資は、集合住宅が前期比年率+9.3%(前期+4.3%)と前期から伸びが加速した一方、戸建てが▲1.2%(前期:▲14.6%)と5期連続のマイナスとなるなど、回復が遅れている。

●(政府支出)連邦政府の非国防支出が全体を押上げ

4-6月期の政府支出の内訳は、州・地方政府が前期比年率+3.2%(前期:+3.3%)と前期から小幅ながら鈍化した一方、連邦政府支出が+7.9%(前期:+2.2%)と、前期から伸びが大幅に加速し、全体を押上げた。

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