【6月米個人所得・消費支出】個人所得(前月比)は+0.4%、消費支出+0.3%。過去数値の改定に伴い貯蓄率が大幅上方修正

ZUU online / 2019年7月31日 19時40分

■結果の概要:6月の個人所得、消費支出ともに市場予想通りの結果

7月30日、米商務省の経済分析局(BEA)は6月の個人所得・消費支出統計を公表した。個人所得(名目値)は前月比+0.4%(前月改定値:+0.4%)となり、+0.5%から下方修正された前月値、市場予想(Bloomberg集計の中央値、以下同様)の+0.4%に一致した。個人消費支出は、前月比+0.3%(前月改定値:+0.5%)とこちらは、+0.4%から上方修正された前月を下回った一方、市場予想の+0.3%に一致した。一方、価格変動の影響を除いた実質個人消費支出(前月比)は+0.2%(前月改定値:+0.3%)と+0.2%から上方修正された前月を下回ったものの、市場予想(+0.2%)に一致した。貯蓄率(1)は8.1%(前月改定値:8.0%)と、年次改定に伴い過去の所得水準が大幅上方修正された結果、前月の貯蓄率は改定前の6.1%から大幅に上方修正された。

価格指数は、総合指数が前月比+0.1%(前月改定値:+0.1%)と+0.2%から下方修正された前月、市場予想(+0.1%)に一致した。また、変動の大きい食料品・エネルギーを除いたコア指数は前月比+0.2%(前月改定値:+0.3%)と、こちらは+0.2%から上方修正された前月を下回ったものの、市場予想(+0.2%)に一致した。前年同月比では、総合指数が+1.4%(前月改定値:+1.4%)と+1.5%から下方修正された前月に一致した一方、市場予想(+1.5%)は下回った。コア指数は+1.6%(前月改定値:+1.5%)と、+1.6%から下方修正された前月は上回ったものの、市場予想(+1.7%)は下回った。

---------------------------------------
(1)可処分所得に対する貯蓄(可処分所得-個人支出)の比率。

■結果の評価:消費の伸びは3ヵ月連続で鈍化も、貯蓄率の水準は過去改定で大幅上方修正

名目個人消費(前月比)は6月が+0.3%の伸びに留まり、3月の+1.0%から3ヵ月連続で伸びが鈍化した。一方、6月の個人所得は+0.4%と消費の伸びを上回った結果、貯蓄率は前月から+0.1%ポイント上昇した。

なお、過去数値の年次改定に伴い、18年の利息収入が+862億ドル、配当収入が+757億ドル、賃金が+672億ドル上方修正されたことなどから、18年の個人所得は改定前の水準を+1.4%上回る2,496億ドルに上方修正された。この結果、18年の貯蓄率は改定前の6.7%から7.7%に大幅な上方修正となった。前述のように5月の貯蓄率も改定前の6.1%から8.0%に上方修正されており、改定前に想定されていたよりも、個人消費は所得対比で余力を残していると言えよう。」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング