SG会田アンダースロー(クイック)強い内需で外需の減速に免疫力

ZUU online / 2019年8月9日 12時45分

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SG会田アンダースロー(クイック)強い内需で外需の減速に免疫力(画像=PIXTA)

シンカー:4~6月期の実質GDPは前期比+0.4%(年率+1.8%)と、1%程度とみられる潜在成長率を越える強い結果であった。内需の実質GDP前期比寄与度が+0.7%と強かった。一方、実質輸出は前期比~0.1%と1~3月期の同~2.0%からの弱さが続き、外需の実質GDP前期比寄与度は~0.3%と弱く、内需主導の形が鮮明となった。グローバルな景気不安などで半導体などのIT関連財を中心に輸出と生産活動が抑制されてしまった昨年後半からの動きで、輸出主導の生産サイクルが弱くなっても、信用サイクルが毀損しなければ、内需の力もあり、大きな景気後退に陥るリスクは小さいことが明らかになった。米中経済の成長率が減速しても、景気後退にならない限り、日本も景気後退にならない免疫力がついてきていると言える。2017年10~12月期から2019年4~6月期の期間で、実質GDPの前期比寄与度での相関係数をみると、民間内需は+0.9、純輸出は+0.1となっている。日本は内需主導の国に明らかに変化している。

4~6月期の実質GDPは前期比+0.4%(年率+1.8%)と、1%程度とみられる潜在成長率を越える強い結果であった。

近年、GDPの変動が著しい。

2017年10~12月期から2018年10~12月期までプラスとマイナス(拡大と反動)を繰り返していた。

2019年1~3月期には前期比+0.7%(年率+2.8%、+2.2%から上方修正)と久しぶりの2四半期連続のプラスとなったが、実質輸入が同~4.3%と弱かったことが外需の寄与度を大きく押し上げていた。

その反動で、4~6月期は実質輸入が前期比+1.6%と大きく増加したことで、実質GDPの前期比は若干減速したようにみえる。

あまりに振れが大きいため、成長率のトレンドをしっかり把握するためには、3四半期の移動平均をとってみる必要がありそうだ。

実質GDPの前期比年率の3四半期移動平均は、2017年7~9月期の+2.7%をピークとして、+1.9%、+1.3%、+0.8%、そして2018年7~9月期の~0.2%まで減速してきた。

一方、その後にリバウンドし、2018年10~12月期に+0.4%、2019年1~3月期にも+0.8%、そして4~6月期には+2.1%と、潜在成長率の倍のペースまで上がっている。

このサイクルの期間(2017年10~12月期から2019年4~6月期)で、実質GDPの前期比寄与度での相関係数をみると、民間内需は+0.9、純輸出は+0.1となっている。

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