ポンド独歩安になる状況を、ジョンソン英首相が構築しつつある

ZUU online / 2019年8月9日 13時45分

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ポンド独歩安になる状況を、ジョンソン英首相が構築しつつある(画像=PIXTA)

前日については、注目の人民元の基準値レートは1ドル=7.0039元となり、7元のレッドラインを上抜け、2008年来の元安水準になりました。ただ、一部報道では市場予想よりは元安設定ではなかったとも報じられており、基準値レート公表後は、ややリスクオンに傾きました。そして、本日の基準値レートは1ドル=7.0136元となり、前日よりも元安設定になりました。ただ、予想中央値が7.0158元だったことで、連日レッドラインの7元を上抜けているものの、影響は限定的となっています。

ユーロドルについては、「独政府は気候変動対策で新規国債発行を検討」との報道が引き金となり、独長期債が下落し、ユーロ買いが強まりました。また、トランプ大統領がドル高を嫌気する発言をしたことも、ユーロ買いドル売りの動きを強めたと考えられます。ただ、イタリア連立政権を構成する「五つ星運動」と「同盟」との間の対立が深まる中、サルビーニ伊副首相(同盟党首)が「伊政府はもはや過半数ではない」「総選挙を実施する必要がある」などと発言したことが嫌気され、ユーロドルは1.1230ドル付近から1.1180ドル付近まで下落しました。

中国・7月貿易収支は市場予想3,100.0億元の黒字に対して、3,102.6億元の黒字になりました。ほぼ市場予想通りだったこともあり、市場への影響は限定的になりました。今年1月から6月までの中国の対米貿易黒字は、1,404億ドルとなり、昨年同時期の1,340億ドルから増大しており、トランプ米政権による対中制裁関税が米中貿易不均衡を是正できていないことが示されていましたが、一旦問題は先送りされたと考えられます。焦点としては、一部通信社が報じた、「米国は華為技術(ファーウェイ)と取引再開のライセンス決定を先送りする」点にありそうです。中国の米農産品輸入停止を受けた措置だと考えられますが、引き続き報復合戦が続くそうであれば、ドル円、クロス円の上値を抑えることになりそうです。

◆今後の見通し

日本銀行は、中期ゾーンと超長期ゾーンの国債買い入れを同時に変更するオペを実施しました。金利差が逆転している中期債の歪みと、超長期債主導で利回り曲線のフラット化が進んでいることに反応したと考えられます。また、残存期間1年超3年以下の国債買い入れを増額した一方、3年超5年以下、10年超25年以下の国債買い入れを減額しました。影響は限定的ではありましたが、フラット化解消に向けての施策と考えるのであれば、中期的にはポジティブな材料として意識されるのではないでしょうか。

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