SG会田アンダースロー(グローバル)ハードデータの動きで金融政策の方向性を見極める姿勢は続くだろう

ZUU online / 2019年8月13日 11時55分

BoEは、政策正常化を最も明確に追求してきた中央銀行で、政策金利も0.25%と言う低水準から2回引上げた(2017年11月と2018年8月)。だが、ブレグジットを巡る不確実性が見込みより遥かに長く残り、「グローバル金融サイクル」も再び緩和に転じたことで、さらなる政策正常化の機会は無くなってきていると考えている。また、ブレグジットを巡る状況がますます不確実となるにつれて、金融政策委員会はブレグジットが円滑に進むという想定を基にする経済予測に対し不快感を強めてきた。マーケットからBoEはそのような前提を維持していることに対SH知恵厳しく批判されてきたが、政治的だと非難されることを避けるためにも実際にはそうするしか無かっただろう。一方で、OISカーブは合意無きブレグジットの可能性を約3分の1と織り込み、利下げを見込んでいる。MPCはOISカーブを基に予測を調整している一方で、金利ガイダンスは「緩やかで限定的な引締め」で維持されている。予想からブレギジットの影響を除いた意味合いをもつ、ガイダンスと一致する市場金利よりも高い金利パスを基にした予測を示した。ただ、その前提をもとに予想すると、インフレ押上げは、目標を下回る水準から始まることになり、、非常に穏健なインフレ予測とみられる。成長率予想などから考える、こうしたインフレパスは非常に低いことが目立ち、ガイダンスが「緩やかかつ限定的な引締め」の形で維持されていることが確認できる。

ソシエテ・ジェネラル証券株式会社 調査部
チーフエコノミスト
会田卓司

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