ドル円、本日の終値が105.30-40で窓埋め完了であれば、目先底打ち感が出そうだ

ZUU online / 2019年8月26日 12時25分

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ドル円、本日の終値が105.30-40で窓埋め完了であれば、目先底打ち感が出そうだ(画像=PIXTA)

前週末については、パウエルFRB議長がジャクソンホールにて、「経済は望ましい状況だが、リスクが迫っている」「景気拡大を維持するために、適切に行動する」などと述べており、これまでの姿勢よりもハト派寄りに舵を切ったと判断され、これまでのタカ派色は目先緩和されたと考えられます。焦点の9月FOMCでの金利引き下げ幅ですが、25bpはほぼ織り込み済みではありますが、50bpまで踏み込んだ内容にはなっていないことを考えると、従来の25bp引き下げが引き続き最も可能性の高いシナリオになりそうです。

ただ、本来であれば主役のはずのパウエルFRB議長の講演が、この日は米中貿易摩擦の激化に完全に主役の座を奪われてしまいました。パウエルFRB議長の講演前に、中国政府が、米国による制裁関税「第4弾」への報復として、米国からの輸入品約750億ドル相当に対し、9月1日から5?10%の追加関税を課すと発表しました。また、トランプ大統領が即座にツイッターで、「偉大な米企業に対し、中国の代替先を即時に模索するよう命じる。事業を米国に戻し、米国内で生産することも含まれる」「われわれに中国は必要ない。率直に言えば、中国がいない方が状況はましだろう」とし、米企業に対し中国から事業を撤退させ、米国内での生産を拡大するよう要求しました。また、マーケット引け後に、「10月1日から、中国からの2500億ドルの製品に現在25%の関税を30%にする」「更に中国からの3000億ドルの製品に9月1日から、10%の関税を15%にする」とツイートしたことで、本日早朝のマーケットが円高に振れるのではないかとの懸念が残ったままNYクローズを迎えました。

月曜のオープンでは、ドル円は105円の大台を割り込み、その後も下値を模索する動きが強まり、一時104.476円まで下落しました。クロス円も総じてリスク回避の動きとなり、円独歩高の動きとなりました。ただ、一度下値を試した後は、買い戻しの動きが強まり、日経平均が大幅安になる中、ドル円は105円台を回復する動きになっています。プラスの材料としては、第7回日米閣僚級通商協議と日米首脳会談では、米国産牛肉・豚肉などの農産物への関税引き下げは環太平洋連携協定(TPP)水準に抑えられたものの、トランプ大統領が求めていた撤廃は回避され、日本が求めていた自動車関税の撤廃は見送られたことで、日米通商協議に関しては、ドル円、クロス円をサポートする材料になるかもしれません。

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