アップル iPhone 11の発表、今後の事業戦略とは

ZUU online / 2019年9月12日 20時15分

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(画像=Moab Republic / Shutterstock.com)

アップルは11日、例年通り新製品発表会が行われた。発表された新しいiPhoneのラインナップは、iPhone 11、11 Pro、11 Pro Maxである。

今回の新しいiPhoneは革新的で熱狂を生むものであったとは言い難い。しかし、新しいiPhoneに乗り換えるユーザーが期待できなくとも、過剰に心配する必要はない。近年アップルは、売り上げにおいてiPhoneへの依存度を減らし、収益源を多角化することを進めている。

■iPhoneの売上の落ち込み

アップルの過去3回の決算報告では、iPhoneの売上が落ち込み、同社の堅実な収益源ではなくなっていることを物語っている。例年、ホリデーシーズンを含む第4四半期は同社にとって好調の時期であるが、昨年の第4四半期のiPhoneの売上は前年同期の611億ドルと比べ15%減で、519億ドルとなっていた。続く2019年第1四半期では、17%減となっていた。そして、第2四半期では12%減となった。

過去2016年と2017年の売上不振が続いた後で、iPhone Xが2017年の11月3日に発売するやいなや好調な売上が続いていた。その四半期では14%の売上増加、次の四半期では14%の売上増、そして発売されてから3四半期目も20%増となっていた。iPhoneの売上は、革新性への熱狂がそのまま売り上げにつながることが窺える。

新しいiPhoneはさらに良いカメラ機能、より高速なチップ、新しいOSや、カラーバリエーションといった具合だが、これらは例年通りのアップグレードであり革新的な変更があったわけではない。 今回の新しいiPhoneは熱狂的な反響を生むものではなかったが、すでに2020年のバージョンのiPhoneについて噂が始まっている。内部情報に精通し、Appleの予想に定評があるアナリストMing-Chi Kuo氏によると、次期iPhoneでデザインは大きく変更され、5G技術が導入される予定であるという。

アップルのブランド力は衰えてはおらず、iPhoneユーザーの約9割は次もiPhoneを購入する意思があるという。この数字はサムスンの携帯をリピートする意思の86%、Google Pixelの84%より高い。明らかに、アップルはiPhoneユーザーの囲い込みに成功しており、今回のiPhoneを購入しなくとも、ただ単に買い替えを先延ばしすることになるだろう。

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