【米国株動向】アマゾンとウォルマートの間でオンライン食品販売競争激化

ZUU online / 2019年9月30日 12時0分

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出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2019年9月23日投稿記事より

ウォルマート(NYSE:WMT)は、店舗受け取りや当日配達サービスを通じてオンライン食品販売分野で急速に拡大しています。

同社には巨大な店舗網があるため、年内には3100店舗で店舗受け取りができるようになります。

店舗受け取りでは、オンラインで注文した商品を、店舗駐車場でウォルマートの店員が車まで運んでくれます。

ほぼすべてのオンライン小売分野を独占しているアマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)は、ウォルマートほどの店舗網を持っていません。

アマゾンが買収した米高級スーパーマーケットであるホールフーズは500店舗ほどしかなく、しかも大都市圏に集中しています。

しかし、アマゾンには、質の高い顧客データと多くのオンラインデータという2つの大きな競争優位性があります

■ アマゾン、割引などで貴重な顧客データを収集

アマゾンがホールフーズを買収した直後、プライム会員向けのホールフーズ店舗割引を開始しました。

また、提携ブランドのクレジットカードを使用すると、5%のキャッシュバックがあります。

顧客がホールフーズでプライム会員割引またはアマゾンクレジットカードを使用するたびに、アマゾンは貴重な顧客データを収集できます。

アマゾンは、プライム会員がホールフーズで購入している商品を追跡しています。

そのため、プライム会員が2時間以内の食品配達サービス「プライム・ナウ」を利用する場合、何を勧めるべきかを正確に把握しています。

プライム会員は欲しい商品を素早く見つけられることから、プライム・ナウの食品配達を初めて利用する時に快適な体験ができます。

一方、ウォルマートには、アマゾンのプライムのようなロイヤルティプログラムがありません。

より多くの顧客データを取得する試みとして、ウォルマート・ペイ(自社ブランドのモバイルウォレット)を開始しましたが、あまり人気は出ていません。

■ アマゾン、ユーザーインターフェースを改善

アマゾンはつい最近、ユーザーインターフェース(UI)を改善し、メインウェブサイト上で当日食品配達サービスをすぐに使えるようにしました。

プライム会員は以前、当日配達可能なアイテムにアクセスするためにプライム・ナウのアプリをダウンロードする必要がありました。

アマゾンのウェブサイトには毎月約2億人のユニークビジターがいますが、プライム・ナウ・アプリのアクティブユーザーは8月に約180万人のみでした。

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