豊かな老後を送るために知っておきたい年金のコト

ZUU online / 2019年10月14日 17時40分

写真

(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)

年金に関するニュースは国民の大きな関心事の一つです。「消えた年金問題」「国会議員の未納」「100年安心神話の崩壊」……年金問題でさまざまな議論が世の中をにぎわせていたことは、その象徴といえます。近年は現実的な部分がよく取りざたされるようになりました。すなわち「年金だけで老後の生活は成り立つかどうか」ということです。

本稿は年金制度についての理解を深めて、より良い人生設計をしてもらうことを目的にしています。あわせて豊かな老後生活を目指して準備する方法についても解説しますので、将来のお金のことを考える際の参考にしてください。

■公的年金ってこんな制度

2019年時点の年金制度について、厚生年金の給付額を中心に解説します。数十年後にどうなっているかは分かりませんが、すでに保険料を納付した部分について大きく変わる可能性は低いといえます。

●現役時代の納付状況や給料によって給付額が変わる

年金制度は主に国民年金(老齢基礎年金)、厚生年金(老齢厚生年金)、私的年金(上乗せ年金)の3階建てです。国民年金は20歳以上60歳未満であれば、国民全員が加入しなければなりません。厚生年金は70歳未満の正社員や公務員、年収130万円以上のパートなど、一定額以上の給料、労働時間および期間の人に加入が義務付けられます。

私的年金(上乗せ年金)は企業年金や個人年金など、加入義務のないプラスアルファの年金です。2019年現在、サラリーマンや公務員のほとんどは「国民年金+厚生年金」の2階建ての年金に加入しています。ここでは主にこの2つにおける給付額の考え方について説明します。国民年金の計算方法はシンプルです。

上限額は毎年物価にあわせて見直され、1月ごろに発表されます。2019年度の老齢基礎年金の満額は78万100円でした。保険料の納付義務がある期間は20~60歳の480ヵ月であり、このうち納付した期間に見合った額が支給されます。例えば25歳まで国民年金保険料を納めておらず、26~60歳までの35年間、サラリーマンとして年金に加入していた人の給付額はどうなるでしょうか。

計算式は78万100円×420ヵ月÷480ヵ月=約68万2,587円です。1ヵ月あたり約5万6,900円が支給されるわけです。しかし厚生年金はかなり複雑です。まず納付する保険料について説明する必要があります。保険料は給料に応じてつけられる標準報酬月額によって決定されるのです。例えば毎月の給料が21万~23万円の間にあれば、標準報酬月額が22万円になります。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング