【受け取り期限切れ】介護の現場から見えてくる消える配当金を追え

ZUU online / 2019年10月11日 15時0分

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出典:Getty Images

「受け取り期限が切れてしまって配当金を受けとれない高齢者が増えている」

日本の金融資産の大部分は高齢者が握っているのは周知の事実です。配当金を受け取る権利がある高齢者も少なくありません。

私には介護の仕事で高齢者の家庭に訪問する機会がある介護支援専門員(ケアマネージャー)の友人がいます。

彼から聞いた話によると、寝たきりや認知症になってしまった高齢者の配当金が消えてしまう事例が度々あるという話を聞きました。

配当金が消えるとはどういうことなのでしょうか。

高齢者の多くが郵便局で配当金を現金で受けとっています。

しかし配当金には受け取り期限があり、多くの高齢者が何らかの事情で配当金を受け取れず結果的に配当金が消えてしまうというのです。

介護現場で何が起きているのかを踏まえながら、高齢者の消える配当金問題の対策について解説します。

■ 高齢社会で問題になりつつある「消える配当金」

配当金が消えるなんてありえるのか?

私は友人の介護支援専門員から介護現場で配当金が消えているという話を聞き驚きを隠せませんでした。

配当金は証券会社の口座に自動的に振りこまれるのが当たり前で、配当金を受け取りそびれるなどありえないと考えていたからです。

しかし配当金の受け取り方式次第で配当金の受け取り期限が切れてしまうのです。

■ 郵便局で配当金を受け取る方式には受け取り期限がある

郵便局で配当金を受け取る方式を「配当金受領証方式」といいます。

配当金受領証方式は株券の電子化前から行われている方式で、配当金を最寄の郵便局で現金で受けとることができます。

昔から株投資をしている人の中には現金で配当金を受けとることを楽しみにしている人が大勢いたのです。

郵便局は全国規模のネットワークがあり、田舎でも配当金を現金で受け取れるということで一般的な受領方法でした。

しかし受け取り期限があるのです。配当金受領方式で配当金を受け取るためには通常、約1ヶ月以内に手続きをしなければいけません。

■ 配当金受領方式の配当金は3年で受け取り資格を失う

配当金受領方式の配当金は支払い開始の日から満3年経つと配当金を受け取り資格も失ってしまいます。

受け取り期間を過ぎていても、支払い開始日から3年以内ならば配当金を受け取れます。

しかし3年を過ぎてしまうと配当金の受け取り資格自体がなくなってしまいます。配当金が文字通り消えてしまうのです。

■ 介護現場の人が語る配当金を受け取れない高齢者

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