「Airbnb」や「DoorDash」が誕生した背景

ZUU online / 2019年10月14日 11時45分

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(画像=Radachynskyi Serhii/Shutterstock.com)

(本記事は、ジャスパー・ウの著書『実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決』インプレス2019年9月11日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

■デザイン思考とはマインドセット

デザイン思考とは、人々がもつ本当の問題を解決するための考え方(マインドセット)です。ではなぜいま、デザイン思考が注目を集めているのでしょうか。それは「人」こそがサービスや製品、あるいはシステムのあり方・つくり方に影響を与える、非常に重要な要素となってきたからです。

ここでいう「人」は私たちがつくるサービス、製品を使う人々のことです。私たちはデザイン思考の方法論を使って、人々のニーズや問題を見つけ出し、解決することができるのです。

特定の「人」の問題やニーズを解くことで、世界中で共通の悩みをもつ人々の役に立つことができるかもしれません。たとえば2008年、アメリカのサンフランシスコでは大規模なイベントや展示会が行われるたびにホテルが不足し、参加者も観光客も高騰したホテル代に困り果てていました。この問題に対し、住んでいたアパートの一部を宿泊施設として貸し出すというアイデアを試みた若者たちが現れました。

Air Bed and Breakfastという名前で始まった彼らのチャレンジは、いまではAirbnbというサービスとして世界中に広がり、見知らぬ他人に自宅を貸すという発想のなかった人々の行動をすっかり変えてしまいました。

また、2012年の秋にシリコンバレーのパロアルトに住んでいたスタンフォード大学の学生たちは、パロアルトの中心街を離れるとデリバリーをしてくれるレストランがないことに強い不満を覚えました。彼らは翌年、配達サービスをもたないレストランと、配達してくれる人々をマッチングするサービスを公開し、現在では北米で50以上の都市に広がった「DoorDash」というサービスになりました。

現代は新しい情報が毎日のように現れ、私たちの周りは日々たくさんのテクノロジーや新しいサービスにあふれています。人間の行動は、新しいサービスを受け入れることによって変化しており、私たちは常に「人々が何かに困っていないか、不便を感じることを改善できないか」と考える必要があるのです。

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