「小さな考え」が思考や行動に与える影響

ZUU online / 2019年10月16日 11時45分

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(画像=Ollyy/Shutterstock.com)

(本記事は、ジャスパー・ウの著書『実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決』インプレス2019年9月11日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

■継続してトレーニングする

デザイン思考を学ぶとは、皆さんのマインドセット(考え方)を変えるということです。そのためには、デザイン思考を継続的に使い続け、自分自身で身に付ける必要があります。

スポーツジムに行くことを想像してみてください。1日だけお試しでジムに行くのと、「10キロダイエットできるまでジムに通い続ける」というのではまったく違うモチベーションと結果になるはずです。

体重を10キロ減らそうと思ったらジムに通い続け、トレーニングを続けることで半年後、ようやく理想の自分になれるのではないでしょうか。デザイン思考も同じです。継続して学ぶことで身に付くものなのです。即時性を求めるのではなく「継続してトレーニングすること」が非常に重要なポイントです。

たとえるなら、これはリーダーシップについても同じように言えます。たとえば、私が明日からマネージャーを任されたとしても、すぐにリーダーとして立ち居振る舞いできるわけではありません。リーダーとしての知識や考え方を学び、繰り返し実践していく中でようやくリーダーシップを身に付けることができるのではないでしょうか。

これと同じように、実践と練習をしなければ、デザイン思考とは何かを知ることはできません。トレーニングを継続すること、繰り返し実践すること、それこそがデザイン思考を身に付ける方法といえるでしょう。

■思い込みを変えることの難しさ

デザイン思考のプロセスは、一見するとシンプルです。しかしこれだけを見て、「簡単で単純そう」と決めつけないでください。一度思い込んだ誤解を解くのは、簡単なことではありません。

レオナルド・ディカプリオ主演の『インセプション』という映画を観たことがありますか? この映画を観たことがある方なら、小さな考えがその人の思考や行動に大きな影響をもたらすことを実感いただけると思います。この映画の主人公たちは他人の潜在意識に入り込み、意識下に隠された情報を盗み出すという(違法な)仕事をしています。ある日、主人公たちは渡辺謙が演じる実業家に、情報を盗み出すのではなく、「ある考えを植え付ける」ことを依頼されます。考えが少し変わることで、現実での選択が大きく変わっていくというテーマが示唆されているように感じました。

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