資産10億円以上の富裕層が飲食店を経営する独特の事情

ZUU online / 2019年10月22日 21時45分

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資産10億円以上の富裕層が飲食店を経営する独特の事情(画像=PIXTA)

(本記事は、加谷珪一氏の著書『“投資"に踏み出せない人のための「不労所得」入門』の中から一部を抜粋・編集しています)

※本書に記載した内容は、原則として2019年6月現在のものです。
※本書に示した意見によって読者に生じた損失について、著者および発行者は責任を負いません。

■資産10億円レベルだと発想から違う

資産1億円レベルの一般的な富裕層の場合、資産を減らすことなく不労所得として得られる金額は、年間数百万円ですから、基本的には数百万円の範囲でしか散財することができません。お金がない人から見ると数百万円の散財も大きな話かもしれませんが、現実問題として数百万円の範囲では、特段驚くようなお金の使い方ができるわけではありません。

飛行機の座席がエコノミークラスからビジネスクラスに変わったり、1人あたりの料金が3万円するレストランにも気軽に入れるといった程度で、生活が根本的に変化するわけではないのです。つまり、億のレベルの富裕層というのは、ぱっと見では一般人とそれほど変わらないということになります。せいぜい乗っているクルマがちょっと高級だったり、服のブランドがよくなる程度でしょう。しかし、資産額が10億円を超えてくると、状況が大きく変わってきます。

同じグルメの場合でも、資産1億円と資産10億円では、行動がまったく違ってきます。資産が10億円あると、1年間に得られる不労所得は3000万円を超えてきます。3000万円のお金が毎年、自由に使えるということになると、お店1軒を丸ごと買ってしまうことも可能です。

10億円以上の富裕層の中には、自分のお店を持つ人がかなりいるのですが、飲食店の経営を本業としているわけではないのに、わざわざお店を持つのは、その方が最終的には安く済むからです。お店を自分で持っている方が安く済むという話には、富裕層が持つ独特の事情が関係しています。

当たり前のことですが、どんなに高価なお店であっても、食事の時に都度、お金を払って飲食店を利用した方が、絶対的な金額は少なくなります。筆者も以前お店を所有していたことがあるのでよく分かるのですが、店舗オーナーになると結構な出費を覚悟しなければなりません。それにもかかわらず、あらゆる面をコスト換算すると、お店の所有は実は経済的なのです。

富裕層の中でもビジネスで成功した人にその傾向が顕著ですが、多くの富裕層が食事の場でのコミュニケーションにかなりの気を配っています。会食というのは、忙しい日々の中で、わざわざ夜の数時間をお互いに共有し、食事やアルコールをともにするという行為です。特に時間が貴重な富裕層にとって、会食する相手というのはかなり重要な人物ということになります。

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